手に職を持つとは

美容師 適性業界

ふらっと立ち寄ったコンビニで、立ち読みをしてしまった。
するととある雑誌にリリー・フランキーのインタビューが載っていた。

最近、全然やる気がおきないそうだ。
仕事場に来ても、何も書かずに帰る。家でも何も書かない。

何故そんなに鬱になっているのか？と聞かれて、こう答えていた。

この1年はサインばかり書いて、全く仕事をしてないから。
書く時間がなくて書かなくなったら何も書けなくなっちゃった。と。

物書きの仕事も肉体労働で、1日に3本書くのを毎日やっていたらいつでも書けるけど、
1日でもやめるとなんにも書けなくなっちゃう。
美容師が3日仕事しないとハサミを落とすっていうのと一緒だよ。と。


物を書く人も美容師も、いわゆる手に職があるという仕事というのは、そいうものだ。
よく「手に職があっていいね」という会話を耳にするけれど、
手に職を持つというのは、常に磨いておかなければすぐに錆びついてしまうものなのだ。

手に職という言葉に憧れて、この世界に入ったけれども
手に職を持つことの大変さというものもイヤというほど味わった。

立ち止まることは後退なのだ。

元気ですか？ 元気があればなんでもできる！