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仕事のホンネ 現場に聞け!!
【テーマ】ズバリ!どんなお仕事してますか?

ズバリ! パソコン(私はMAC)を使って、印刷物の版下(印刷する物の原版)を製作する仕事です。

手順はケースバイケースですが、基本的にはまずクライアントさんと相談し(あらかじめ指示がある場合が多い)その用途に従って、どんな大きさのものか、どんなボリュームが必要かを決めることが最初。

たとえば、フライヤー(チラシ)やリーフレットの場合、紙のサイズが決まらないとデザインできません。また、両面に印刷するのか、しないのか、その印刷色数は?(カラーは4色、単色や2色のチラシもあります) A3サイズを半分に折って使うのか? とかの基本的なことを決定します。

掲載する内容によってボリュームが決まる場合と、予算によって決まる場合があり、すべてクライアントの意向にそって決まっていきます。

それから、デザインやコピー、写真素材の選択(撮影とか借りポジとか)をディレクターが総合的に判断して決めます。分業の場合はディレクターがデザイナーやコピーライター、カメラマンに指示を出したり、協議して作っていきます。

大体のサムネイルが決まると、デザイナーがレイアウトします。そのデータをDTPオペレーターが写真を埋め込んだりして、フィニッシュアップして次の工程(製版)に渡します。これがDTPオペレーターの仕事です。
ページ物になると、これが大変な作業になります。500ページもの版下を製作するのは一人では出来ないので、仕上がりを統一させるため、あらかじめ様々な決めごとをして、分担して作ります。この意思の統一を怠ると、最後にとんでもないトラブルに見舞われてしまいます(経験あり〈笑〉)。

私の場合、デザインも兼務(時にはコピーも、撮影も)しているので、レイアウトデータをそのままフィニッシュアップします。

この間、版下はデータでやりとりされますが、印刷は最終的にはアナログ、つまり実際に紙に印刷するわけですから、さまざまな印刷の決まり事があります。ドブ(裁断面の塗りしろ)、トラッピング(印刷のズレにより生じる白を出さないような工夫)や、オーバープリントなどは印刷を知っていないとできないことです。

今はアプリケーションが進歩しているのと、製版屋さんが色々なことをチェックして修正してくれるので、そんなに大変ではなくなりましたが、知っているのと知らないのでは大違いです。やはりプロとしては知っていて当然なのです。


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ブログ紹介
ブログタイトル さすらいのDTP玄人
縁の下の力持ちはデスクトップパブリッシングなのだ

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