昔の自分に言ってあげたいことは「なるようになるから寄り道しても大丈夫」ということです。
小さい頃は挿絵のイラストレーターをしたいと文集に書くほどイラストの世界が好きでしたが、周りと比べたり、狭い門だとあきらめかけていました。
高校生のころ雑誌広告やポスターを見て、グラフィックデザイナーになりたいと思った私はデザインの学校に進みました。
卒業後体調を崩して会社を辞めてしまった後、このままじゃいられないとイラストレーターの夢をまた追いかけることになりました。
デザインの世界も日々センスを磨く魅力あるお仕事ですが、活き活きしたイラストを描いてみたい気持ちが高まっていました。
少し神経の病気がでていたので立ち直るために生き甲斐になる仕事がしたかったんです。
人物画は自信がなかったので独学で2年程、時間があれば絵を描く日々でした。
学生時代デザインに夢中になったことと、あきらめきれない夢があったことで先行きの見えない不安から起き上がれることができました。
まだ点数は少ないですが、お客様のことを思って絵に取り組めるとてもありがたい仕事ができたことに感謝しています。
この仕事は、いままでの経験や感動が出る仕事だから無駄な経験などないと思えます。
今の苦労もいい下味になる、そう思える仕事をまた続けていきたいと思う毎日です。