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仕事のホンネ 現場に聞け!!
【テーマ】失敗したらこう乗り切る その3

失敗したらどう乗り切るか?!については前2回の記事でほぼ書き尽くせた、と思っています。要約すれば、「一人で抱え込まず、すぐに上司や周囲の同僚に報告すること」、そして「上司(や周囲の同僚)の支援を仰ぐこと」です。さらには、そのいざという時のために、常日頃から周囲の方々と良好な関係を作りっておくこと、時には仕事の上で貸しを作っておくことも大切、と書いてきました。


実は本日書きたいことは「失敗を乗り切った後」のことなんです。


私が新卒で入社した会社(そこで22年を過ごしました)で働いていた時のことです。当時、会社の人件費(働く人のお給料とか、将来払われる退職金の積み立てとか、社員の厚生年金や健康保険のうち会社が払う分のことです)の予算を計算するシステムをIT部門の人と一緒に作っていました。ところが、そのシステムにミスがあり、実際に払われるボーナスよりも予算が大幅に不足していたことが分かりました。IT部門に渡す仕様書には正しい計算ロジックを書いていました。それをIT部門の担当者がプログラム化する際に間違えていたのです。・・・でも最終的には私の責任です。何故なら私が検収のサインをしていたのですから。つまりIT部門の担当者のミスを、テスト終了段階で私がきちっとチェックをしていなかったので、その時点では気付かなかったのです。その時点で気付いていれば、修正すれば済む。それだけの話しだったのに・・・。


結構この失敗はおおごととなり、私は酷く落ち込みました。その落胆振りに、当時の部長さんは「アイツ・・・、自殺しちゃうんじゃないか?!」とまで思ったそうです。結局この件は、部長さんとそのまた上の役員の方の取り成しで、なんとか解決したのですが、それから後は仕事の出来栄えの最終チェックにはとても慎重になりました。(・・・今ではほとぼりも冷めて、ちょっといい加減になっている節もありますが・・・^^;ゞ)少なくとも仕事における確認の大切を身をもって知らされ、「良い勉強になった」と思っています。



当時落ち込んでいた私を慰めるために、「実は俺も若い頃、こんな失敗があってさぁ・・・」みたいな話しを部長や役員から聞かされました。そこで分かったことは、社内である程度の地位にいる、言ってみればビジネスキャリアにおいて成功を収めた人と言うのは、案外若い頃に大きな失敗をしたことがあるものだ、ということです。もちろんビジネス人生において大きな失敗は何も無く、キャリアを磨いた方も少なからずいらっしゃるのだとは思います。私は地位のある方は皆、そのような「失敗なんかはしたことがない」という方ばかりなのだ、と思っていましたから・・・。ところが、案外そうでもなかったのです。そして方々も大概は上司(や、さらにその上の上司)の方のサポートで何とか失敗を乗り切り、そしてそれを肥やしに成長していった、と言うのです。



これから社会に出る読者の皆さんも、どうぞ不必要に失敗を恐れないでください。もちろん事前に失敗をしないための細心の注意というのはしておいた方が良いでしょう。一方で失敗を恐れてチャレンジすることを止めてしまうと、人はそれ以上は成長しないような気がするのです。



最近の若い人を見ていると、極端に「失敗することを恐れて」いるような気がしてなりません。それは「失敗すると他人の手助けを必要とする」、つまり「他人の世話にはなりなくない」という気持ちの表れなのではないでしょうか!? でも、考えてみてください。一人でできる仕事なんて殆ど無いのだ、ということを。人間なのだから失敗もあります。むしろ失敗した時のほうが成功したときよりも学ぶことが多かったりするものです。皆さんには、失敗してもクヨクヨせず、それを糧に「一回り大きなビジネスパーソン」に成長して欲しい。そう願ってこのシリーズの締めとしたいと思います。

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ブログ紹介
ブログタイトル 「外資系で働こう♪」
外資系の職場ってどんなとこ?そんな疑問にお答えします!

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