【テーマ】社会に出て戸惑ったこと。社会人と学生の一番の違いは何ですか?
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最初にお断りしておきますが、私が学生であったのは30年も前のことなので、今とは大きく状況が変わっている、という点はご容赦ください。
私が感じた「社会に出て戸惑ったこと、社会人と学生の一番の違い」、それは「源泉徴収」です。
私は新卒で人事部に入社し、最初の仕事は「給与計算」でした。会社で所得税(の計算や源泉徴収)や社会保険のセミナーに通わせてくれたこともあり、社会人二年目を迎えた頃にはその辺りの知識は社内では誰にも負けないという自負もありました。・・・が、入社したての時分ともなると話はまったく別!初任給の給与明細を見て思ったのは、「え”—、サラリーマンってこんなに(給料から)引かれるのぉー?!」ということです。健康保険料に厚生年金保険料、それに所得税!それまでは健康保険と言えば父親の扶養家族になっていましたし、私の当時は今と違って20歳になっても国民年金への加入は任意でしたので、そもそも厚生年金保険と言うものの存在すら知りませんでした。所得税にしても、アルバイト先が気の利いたところであれば人事・総務の人が「この緑色の紙(扶養控除申告書と言います)の『勤労学生』のところに丸して、名前書いてハンコ押しといて!」と言って手続きしてくれたので税金は引かれません。・・・この時初めて、「ああ、大学一年の夏に喫茶店でアルバイトをしていて、半端な金額が引かれて給与振込されていたのはてっきり割った皿の弁償代だと思っていたが、実は所得税だったのだな!」と気付きました。あの時、ちゃんとアルバイト先の喫茶店で源泉徴収票というものを貰っておけば、後で確定申告で所得税の還付請求が出来たのに!悔しい!知らないと損をするものです(苦笑)。
そんなこともあって、初任給は、手取りでは学生時代にうーんと張り切ってアルバイトした時のアルバイト代よりも少なかったのを憶えています。それはそうでしょう。健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税と引かれると、当時の料率でも額面の20%以上を控除される計算になるのですから。
今の学生さんは若い頃から国民年金のことを耳にして育った世代でしょうから、給与天引きにそれほどの驚きは無いかもしれませんね。私にとってはショックだったなぁー。でも納税は国民の義務!所得税や社会保険料を自分で払うようになったということは一人前の社会人として扱われるようになった証拠として受け止めるべきなのでしょうね。
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