私はもともと看護師で、総合病院で勤務をしていました。
看護師としての業務の中で、救急車で搬送された患者さん
の家族の気持ちの矛盾に色々考えさせられました。

運ばれてきた時は、生命の危機状態の方が殆どで、決まって
家族の方は「どんな形でもいいから助けて欲しい」って、医師や
看護師に懇願しますが、いざ命の危険がなくなった状態になり、
退院の勧めをすると「これだと家では見れない」なんて
言う家族の方が多く、納得がいかない日々が過ぎました。

そんな時に、その当時の病棟の婦長に「なんでなのか…」って
質問をしたら、きっと福祉の体制が万全でないからだと思うよ！
って言われて、病院勤務を辞め福祉業界に飛び込みました。

飛び込んでからは、福祉制度の変遷の波にのまれ、あれよあれよと
いう間に、現在の介護支援専門員になっていました。