私の調べたところでは、技工士学校は全国で現在
56校あります。
基本的に各県に1校程度です。
ただし、東京都や大阪府のように6ヶ所,7ヶ所もある
ような所もありますが、これはかなり例外的で、県に
よっては1つも技工士学校がないような地域もありま
す。
私の場合も選択肢がほとんどありませんでしたので
近くにある学校に決めました。
決め手は他に選びようがなかったという所ですか(苦笑)

2000年代になってから、私立大学、短期大学、専門
学校は定員割れの問題が深刻化してきていて、ここ
数年は6割以上の学校で募集定員割れの状況だそう
です。
技工士学校も以前から定員割れの問題が深刻化して
いて、すでにいくつも閉校になっており、来春にもまた1校
が閉校になるようです。
少子化で受験する人数が激減しているわけですから
募集定員を応募人数が下回るのは当たり前の事ですが
全体の傾向の中で技工士学校への応募人数が減少
しているのか、それとも全体の傾向にも増して、歯科関連
業種への応募人数が減っているのかは興味があるところ
です。
例えば2008年の入学定員2,343人に対して、入学者数
1,454人 定員比率0.62という部分を見ると、かなり切羽
詰った問題のように感じます。
新しく技工士になる人が減っている現実に加えて、離職率
の高さなどの問題も加わって、技工士の高齢化という問題
も取り上げられるようになってきました。
今のままだと、将来の歯科医療は成り立たなくなっている
かもしれません。