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ペット業界イメージ写真
■ペット業界の今
核家族や少子高齢化が進む現在、ペットはこれまでのような「愛玩動物」から、飼い主の「心を癒す」パートナー的存在にシフトしており、それに並行して飼い主がペットにかけるお金も必然的に増えている。
そのため、ペット産業は従来のような単なる「犬屋さん」から、ペットの服やグッツの販売に重点を置いた「ペットブティック型」や、動物はモノではないというスタンスを基本にして飼い主に対して啓蒙や提案を行う「啓蒙型」ショップへと変化している。

■ペット業界の現状
従来のペット用品の販売から、「ペットパーク」、「ペットカフェ」、「ペット同伴ホテル」、「ペット葬儀サービス」、「ペット保険」、「ペットシッター」「レンタルペット」、「フィットネス」など実に幅広くなっている。飼い主の「人間と同じように快適な生活をさせたい」という意志が、現代のペットビジネスを支えているのだと言える。

最近注目のペットビジネス

●ペットシッター
主な仕事
ペットシッターは飼い主が仕事や旅行、病気などで不在のときにペットが暮らしている場で、ペットの世話をするのが基本的な仕事。最近では飼い主が高齢者で世話が行き届かないためにペットシッターを依頼するケースも増えてきている。

ペットシッターになるには?
日本ペットシッター協会ではペットシッター養成講座を開いており、試験に合格した受講者は協会認定の「ペットシッター士」の資格を取得できる。
また、自宅の鍵を預かるなど、飼い主のプライベートにかかわる面も多いので、飼い主の信頼を得られる高い人間性を身につけていることが大切だ。

●ドッグアドバイザー
主な仕事
ドッグアドバイザーは「犬に関する幅広い情報を飼い主にわかりやすく伝え、アドバイスする人」。仕事の内容は、ドッグトレーナーやトリマー、獣医などのように一つに特化しておらず、ペットのトレーニング、ペットシッター、イベント企画、食事や健康のアドバイス、飼い主の相談相手など実に多岐に渡っている。
飼い主が愛犬と快適な生活が送れるように、飼い主と共に考え、良き相談相手となり、「飼い主と犬が深い絆で結ばれるお手伝い」をする存在であるといえよう。

●ペットホテルオーナー
主な仕事
一般にペットホテルと呼ばれる犬や猫の宿泊施設で、飼い主と離れ、普段とは異なった環境でペットたちを安全、快適にストレスなく過ごさせるのがこの仕事のポイント。現在のペットホテルは、人間のホテル同様に、宿泊環境や清潔さ、スタッフの対応の仕方などにも厳しい目が向けられている。

ペットホテルオーナーになるには?
ペットホテルの開業にあたっては「動物取扱業」の届け出が必要であり、地域によっては「動物取扱主任者」をおくことを義務づけている場合もある。
また、きめ細かな配慮のできるホテルスタッフの存在も重要。動物看護師、トリマー、家庭犬訓練士、動物取扱主任者など、さまざまな資格を持つスタッフがいると、大変有利になるだろう。

●ペットカフェオーナー
主な仕事
「ペットカフェ」とはペット同伴入店を認めているカフェのこと。単にペットが店に入れるというだけでなく、ペットと飼い主にとって快適な空間・設備等のサービスを、いかに提供できるかが大切になる。人間の飲食メニューに加え、ペット用のメニューも提供し、ペットと行動することを考えたゆとりのある店内の配置、ペットの繋留設備、トイレ対策など、通常の飲食店とは異なるさまざまなサービスが取り入れられている。

ペットカフェオーナーになるには?
現在のところペットカフェは飲食店営業許可のみでお店はオープンできる。しかし、近年、ペットカフェの数は増加してきており、競争も激化してきているため、お店を成功させるためにはペットに関する幅広い知識はもちろん、店舗経営のための高度なスキルも必要になっていくだろう。

●ペットのアロマテラピスト
主な仕事
アロマテラピーは香りを使った自然療法。ヨーロッパでは古くから用いられてきた療法で、日本でも若い女性を中心にブームとなっているのはご存知の通り。近年、このアロマテラピーが人間だけでなくイヌやネコなどにも有効であることが判明した。たとえば、皮膚トラブルを抱えている、被毛のパサツキが気になる、口臭・体臭が気になる、ノミ・ダニに悩まされている・・・など、このようなペットの悩みがアロマテラピーを受けることによって改善されるケースが認められたのだ。
ペットのアロマテラピストは、動物の抱えるこれらの症状に対して、適切なアロマテラピーを行うことが主な仕事になる。

ペットのアロマテラピストになるには?
最近では書店でもペットのためのアロマテラピー術を述べた本が見かけられるようになっている。その著者は多くがプロのアロマコーディネーターやアロマテラピストだが、中にはすでに「動物専門の」アロマテラピストを肩書きにしている人もいる。一つの職業として一般に認められるのも、そう遠い将来ではないだろう。
そうした動きを受けて、日本トータルヘルスケア協会では、犬にアロマテラピーを施す「ドッグアロマテラピスト」の資格を認定している。また、この資格を取得するためのドックアロマテラピストの講座も開催されている。

さあ、いかがだったろうか。「ペットのためにそんな仕事まで?」と思うのはもう時代遅れ。ペットを心から愛し、かけがえのない生活のパートナーとして認めている人々にとっては、いずれもなくてはならない仕事なのだ。近い将来、動物看護師やトリマー同様に、これら新しいペットの仕事をめざすための学科・コースが、専門学校にも設置される可能性は高い。そのためにも、「動物大好き!」でペット業界に就職しようと考えている人は本サイトでこまめに情報を収集してほしい。  

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