AO・推薦入試エクストラ6月25日号
西日本私立大:2014AO入試の新規実施速報
AO入試情報
◆西日本私立大:2014AO入試の新規実施速報
このほど弊社では西日本地区の私立大が実施するAO入試の調査をあらかた終了したので、新規に実施するケースを速報でご紹介する。カッコ内は募集人員を示す。
<中部地区>
- ■金城大
- 医療保健=作業療法(若干)
- ■静岡産業大
- 経営=心理経営(3学科で20人)
- ■愛知学泉大
- 家政=家政学科家政学専攻の後期(2人)
- ■東海学園大
- 人文=心理(10人、2014新設)
- ■名古屋学院大
- 法=法(13人)
- ■名古屋学芸大
- 体験型AO入試→メディア造形=映像メディア(15人)、デザイン(12人)、ファッション造形(11人)
- ■名古屋商科大
- EM入試→経済=総合政策(経済学科と合せて20人、2014新設)
<近畿地区>
- ■皇學館大
- 幼児教育選考→教育=教育(20人、評定3.2以上)
- ■京都光華女子大
- 健康科学=健康栄養‐健康スポーツ栄養(3人)、医療福祉(6人、2014新設)
- ■平安女学院大
- 全区分で6期を実施
- ■大阪経済大
- スポーツAO入試(A)→経営2部(若干)
- ■大阪経済法科大
- 経済=経営(1期15人、2期5人、3期若干、公務員AO・グローバルキャリアAOも実施‐2014新設)
- ■大阪国際大
- グローバルビジネス=グローバルビジネス(30人、2014新設)
- ■大阪産業大
- 人間環境=スポーツ健康の後期(5人)、鉄道工学AO入試→交通機械工の後期(2人)
- ■関西大
- 将来目標評価型→外国語=外国語(10人、全体3.8以上で英語4.2以上)
- ■摂南大
- 外国語資格型→経済=経済(5人、評定3.0以上で英検準2級以上等)
- ■阪南大
- 観光地域型→国際観光=国際観光(若干)、キャリアデザイン型→経済=経済(若干)
- ■森ノ宮医療大
- スポーツAO入試→保健医療=鍼灸‐スポーツ特修(2人、評定3.5以上)
- ■桃山学院大
- 英語半年留学型→国際教養=国際教養(10人、本学が9月上旬に実施するTOEFL‐ITPテストで400点以上)
- ■大手前大
- 英語AO入試→全学部(募集人員はAO入試に含む、全体2.5以上で英語3.0以上)
- ■甲子園大
- 自己推薦課題型入試→栄養=栄養(5人)、フードデザイン(5人)
- ■神戸国際大
- 経済=経済経営5期(2人)、都市環境・観光5期(1人)、リハビリ=理学療法(1期7人、2期3人)
- ■奈良大
- 出張AO→社会=社会調査(一般AOと合せて10人)
- ■奈良学園大(現:奈良産業大)
- 新設予定の人間教育・現代社会・保健医療の3学部でAO実施予定(詳細は11月以降判明)
<中国・四国地区>
- ■比治山大
- 健康栄養=管理栄養(2014新設、AO実施予定)
- ■広島国際大
- 中期会場課題方式→医療福祉=医療福祉‐保育学(8人)
- ■広島修道大
- 商=小論文重視方式(活動実績方式と合せて各学科10人、全体3.5以上で国語・数学・地歴・公民・外国語のいずれか2教科の平均が3.5以上)
- ■四国大
- 体験型→文・経営情報・生活科学(管理栄養除く)の3学部(募集人員は自己推薦に含む)
- ■聖カタリナ大
- 人間健康福祉=健康スポーツ(2014新設)
<九州地区>
- ■西九州大 健康福祉=スポーツ健康福祉(3人、2014新設)、子ども=心理カウンセリング(2人、2014新設)
- ■熊本学園大 経済=経済(5人)・リーガルエコノミクス(3人)―全体3.0以上で指定資格取得者など、外国語=英米(5人、全体3.5以上で英検準2級以上かTOEIC400点以上)、社会福祉1部=福祉環境(3人、全体3.0以上で社会的活動経験者、リーダーズなど)
- ■愛知みずほ大短大部
- 生活‐子ども生活(10人、2014新設)
- ■豊橋創造大短大部
- 幼児教育・保育=2期(10人)
- ■京都経済短大
- 経営情報=中期(全日程で10人)
- ■京都嵯峨芸術大短大部
- 美術‐コミックアート(2014新設)
- ■平安女学院大短大部
- 保育=AO入試、得意技入試の各6期
- ■鈴峯女子短大
- キャリア創造(10人、2014新設)
- ■松山東雲短大
- 生活科学‐食物栄養(5人)
◆西日本私立短大:2014AO入試の新規実施速報
このほど弊社では西日本地区の私立短大が実施するAO入試の調査をあらかた終了したので、新規に実施するケースを速報でご紹介する。カッコ内は募集人員を示す。
推薦入試情報
◆西日本私立短大:2014推薦入試の新規実施速報
このほど弊社では西日本地区の私立大が実施する推薦入試(公募制)の調査をあらかた終了したので、新規に実施するケースを速報でご紹介する。一般推薦に関するものは区分表示を省略、募集人員が指定校制を含む場合は*印を付す。
<中部地区>
- ■金沢学院大
- 専願型一般推薦=全学部(*200人‐全推薦の合計、全体3.2以上)
- ■常葉大
- 自己推薦=外国語‐英米語(3人)・グローバルC(3人)、造形‐造形(3人)
- ■中京大
- 一般(基礎学力型)=文‐歴史文化(11人、2014新設)、有資格者(特I推薦)=国際英語‐国際英語(各専攻3人、全体3.2以上で英検2級以上等)、国際教養‐国際教養(5人、全体3.2以上で英検2級以上等)
- ■中部大
- 工‐ロボット理工(募集人員未定、2014新設届出中)
- ■東海学園大
- 一般推薦=人文‐心理(前期20人、後期3人、2014新設)、他にスポーツ・有資格者・自己推薦も実施
- ■名古屋学院大
- 一般後期=法‐法(5人)*他にスポーツ・課外活動推薦も実施
- ■名古屋商科大
- 経済‐総合政策(募集人員未定、専願=3.0以上、併願=基準なし、2014新設)
- ■名古屋文理大
- 一般推薦2期=情報メディア‐情報メディア(5人)、健康生活‐フードサービス(5人)
<近畿地区>
- ■聖泉大
- 課外活動(スポーツ・地域活動)=人間‐人間心理(A日程10人、B日程5人)
- ■京都光華女子大
- 一般・特定教科=健康科学‐医療福祉(A日程8人、B日程8人、C日程4人、2014新設)
- ■京都橘大
- 奨学生=看護‐看護(7人)
- ■成美大
- スポーツ=経営(各学科若干)
- ■大阪経済法科大
- 経済‐経営(前期40人、後期15人、2014新設)*他に書類選考型、スポーツ、有資格者、課外活動、女子学生推薦も実施
- ■大阪国際大
- 一般(評定特別)=全学部(全体3.5以上)
- ■大阪商業大
- 資格公募推薦=経済・総合経営の全学科(40人)
- ■大阪総合保育大
- 一般‐論文型+学科型(募集人員は論文型に含む)
- ■関西外国語大
- 課外活動(特技B方式)=外国語‐英米語(10人)
- ■甲子園大
- 3期=栄養・心理の全学科(栄養学部は專・併の2区分)
- ■兵庫医療大
- 一般(併願)=看護‐看護(20人)
- ■奈良学園大(現:奈良産業大)
- 人間教育・現代社会・保健医療の3学部を新設予定‐推薦実施予定
<中国・四国地区>
- ■環太平洋大
- 次世代教育‐国際教育(5人)、教育経営(10人)、こども発達(5人)
- ■吉備国際大
- 自己推薦=地域創成農‐地域創成農
- ■広島経済大
- 奨学生(資格スカラシップ)=経済学部3期
- ■広島国際大
- 医療栄養‐医療栄養(18人、2014新設)
- ■広島修道大
- 課題発表方式=法‐国際政治(全方式で10人、全体3.5以上)
- ■聖カタリナ大
- 特別・一般=人間健康福祉‐健康スポーツ(募集人員未定、全体3.0以上、2014新設)
- *他にスポーツ推薦実施
<九州地区>
- ■西日本工業大
- 奨学生(ものづくり奨学生)=工‐総合システム工(若干)
- ■西九州大
- 健康福祉‐スポーツ健康福祉(1期*23人、2期2人)、子ども‐心理カウンセリング(1期*30人、2期3人)―各2014新設
- ■長崎外国語大
- 自己推薦=外国語‐全学科(5人)
- ■崇城大
- 専門課程=芸術‐全学科(募集人員は一般推薦に含む)
◆西日本私立短大:2014推薦入試の新規実施速報
このほど弊社では西日本地区の私立短大が実施する推薦入試(公募制)の調査をあらかた終了したので、新規に実施するケースを速報でご紹介する。一般推薦に関するものは区分表示を省略、募集人員が指定校制を含む場合は*印を付す。
- ■金沢星稜大女子短大部
- 全商簿記特待生=経営実務(3人、全体3.5以上で全商簿1級の取得者)、日簿特待生=経営実務(2人、全体3.5以上で日簿2級以上の取得者)
- ■愛知みずほ大短大部
- 一般・専門課程=生活‐子ども生活(20人、2014新設)、自己推薦=生活‐子ども生活(10人)
- ■京都経済短大
- 自己推薦=経営情報中期日程
- ■京都嵯峨芸術大短大部
- 一般・自己推薦=美術‐コミックアート(2014新設)
- ■京都光華女子大短大部
- 一般(特別推薦‐専願)/基礎学力方式=ライフデザイン(20人)、こども保育(10人)、作文方式=ライフデザイン(7人)、こども保育(4人)
- ■大阪国際大短大部
- 一般(評定特別)=全学科(全体3.5以上)
- ■鹿児島純心女子短大
- 英語(*14人)
ニュースフラッシュ
◆5月現在:私立大・短大の学部・学科新増設申請状況
文部科学省はこのほど5月末に申請のあった「平成26年度開設予定の私立の大学の学部等の設置等認可」の申請状況を公表した。それによると、(1)私立大の学部の設置17校、(2)私立短大の学科の設置1校、(3)私立大学部の学科の設置4校となっている。(1)では看護を中心に医療系が9校を占め、次いで教育系の新設が目立っている。
(1)学部を設置するもの‐17校
- ■青森中央学院大
- 看護学部=看護学科80(同短大の看護学科は募集停止)
- ■足利工業大
- 看護学部=看護学科80(同短大の看護学科は募集停止)
- ■聖徳大
- 看護学部=看護学科80
- ■千葉科学大
- 看護学部=看護学科80
- ■東京家政大
- 看護学部=看護学科100、子ども学部=子ども臨床教育学科100
- ■日本体育大
- 保健医療学部=整復アスレティック学科90、救急医療学科80
- ■朝日大
- 保健医療学部=看護学科80
- ■大阪成蹊大
- 教育学部=教育学科100(同短大の初等教育学専攻は募集停止)
- ■関西福祉大
- 発達教育学部=児童教育学科80
- ■神戸学院大
- 現代社会学部=現代社会学科120、社会防災学科80
- ■奈良産業大
- 保健医療学部=看護学科80、人間教育学部=人間教育学科120、現代社会学部=現代社会学科80、人間社会学科80(奈良学園大に校名変更、ビジネス学部・情報学部は募集停止)
- ■就実大
- 経営学部=経営学科90
- ■比治山大
- 健康栄養学部=管理栄養学科70
- ■広島国際大
- 医療栄養学部=医療栄養学科60
- ■広島都市学園大
- 人間科学部=教育医療学科80
- ■安田女子大
- 看護学部=看護学科120
- ■宮崎国際大
- 教育学部=児童教育学科50(同短大の初等教育科は募集停止)
(2)短大の学科を設置するもの‐1校
- ■弘前医療福祉大短大部
- 救急救命学科35(3年制)
(3)学部の学科を設置するもの‐4校
- ■北海道工業大
- 医療工学部=看護学科80、理学療法学科40、診療放射線学科50(北海道科学大学に校名変更、既設の医療工学部→保健医療学部、医療福祉工学科→臨床工学科へ名称変更)
- ■江戸川大
- メディアコミュニケーション学部=こどもコミュニケーション学科60
- ■和洋女子大
- 人文学群=こども発達学類70(心理・社会学類は募集停止)
- ■西九州大
- 子ども学部=心理カウンセリング学科40
なお、上記とは別に大学設置・学校法人審議会は次の4校5学部の新設を認める答申を出している。上智大=総合グローバル学部、武蔵野大=法学部・経済学部、鈴鹿医療科学大=看護学部、福岡女学院大=国際キャリア学部
【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座
◆一般推薦・ユニーク推薦の比較と動向
公募制推薦入試の原流は、学校長の推薦に基づいて、学業成績や人物、適性、能力等が当該大学の定める基準に達している者を選抜する一般推薦である。
原則として、国公立大は出願要件として成績基準を示すが、私立大の場合は大学によって異なり、全般的にみると東日本は出願要件として評定平均値を用い、西日本は合否判定(点数化など)に用いる傾向が目立っている。
さらに近畿地区では公募推薦入試といっても、学校長の推薦書を要しないケースが、京都光華女子大、龍谷大、追手門学院大、摂南大、桃山学院大などかなりの数にのぼる。さりとて自己推薦書はいらず、調査書の提出をもって推薦書に代えるため、弊社の「推薦入学年鑑」ではこれらも「一般推薦(公募推薦)」と表記している。私立大では一部で推薦入試の大原則が崩れ始めているとみることもできる。
一方、ユニーク推薦だが、国公立大ではまだ依然として低調なものの、徐々に増加してはいる。医学・医療・教員養成課程における地元枠推薦、地域推薦をはじめ、経済・商学・工学・農学系で導入されている専門・総合学科対象は、いわゆる専門課程推薦に相当する。教員養成の保健・体育分野で、スポーツ活動実績を条件としているケースは、スポーツ推薦とみなすこともできよう。明確に女子推薦という入試名称を用いるのは名古屋工大機械工のみ、スポーツ推薦は和歌山大経済のみである。自己推薦は、大阪府立大教育福祉(B方式)、広島市立大美術(彫刻)など公立大の一部に限られる。
それに対して、私立大のユニーク推薦は多彩で、しかも実施校がきわめて多い。スポーツ推薦、有資格者推薦、課外活動推薦を本流としながら、近年は自己推薦、専門課程推薦が大幅に増加し、多様化の一途をたどっており、弊社では13区分に分類している。
もう1つ特筆すべきは、一般推薦を実施しない有名私立大群も、このユニーク推薦はほとんど実施しているという点だろう。具体例をあげると、慶大文は自己推薦、上智大は6学部で有資格者推薦、明治大は商・農・文の3学部、早稲田大は社会科学・教育・スポーツ科学部で自己推薦を実施する。西の同志社大は公募推薦をほぼ全学部ともユニーク推薦で実施する。また、西日本では一般推薦を自己推薦の形式で行うケースも目立つ。ただ、これらユニーク推薦をAO入試へ転換するケースもあり、毎年変動するので、最終的には弊社の「推薦入学年鑑」で確認してほしい。