AO・推薦入試エクストラ8月10日号
国立大:2019AO入試のフォロー情報速報
AO入試情報
◆国立大:2019AO入試のフォロー情報速報
先月上旬に全国の高校に弊社の全国版「AO入試年鑑」をお送りしたが、最終校正の時点(6月中旬)では入学者選抜要項が未公表の国立大が相当数あり、これらのケースは「2018年度参考資料」として掲載している。7月初旬~下旬までに要項を入手でき、新たに2019AO入試の概要が判明した主なケースを本メルマガでフォローしておきたい(8月上旬~中旬に判明した分は、次号でレポート)。主な変更点や日程を中心にご紹介する(西日本国立大のフォロー情報はURL参照)。
<東日本国立大>
- ■北海道教育大(岩見沢校)
- 日程のみ決定していたが、実施学科・専攻、募集人員、出願資格、選考方法とも前年どおりで変更ない。
- ■茨城大
- 工・農学部の前年どおりの各学科・コースで変更はない。
- ■宇都宮大
- 地域デザイン科学部のみの実施で、全て前年度どおり。日程は次のとおり。出願=10月4日~9日、第2次選考=11月22日、合格発表=1次10月26日、最終=2月12日(社会基盤デザイン学科のみ12月4日)
- ■群馬大
- 前年どおり理工学部の4学科で専門・総合学科特別入試として実施。募集人員・出願資格・選考方法とも変更はない。日程は次のとおり。出願=8月1日~6日、第2次選抜=9月7日、合格発表=1次8月31日、2次9月27日
- ■東京農工大
- 各学部の改組があり、農学部は環境資源科学科3人(ゼミナール入試)、工学部は生体医用システム工学科6人、化学物理工学科4人、知能情報システム工学科7人(SAIL入試)での実施となる。日程は次のとおり。出願期間=農10月10日~16日、工9月1日~10日、2次試験日=農12月1日、工9月30日、合格発表=農12月14日、工10月9日
- ■横浜国立大
- 日程のみ未定だったが、次のとおり判明。<教育学部>出願=9月7日~13日、試験日=1次9月28日、2次10月20日、合格発表=1次10月5日、2次11月5日、最終2月12日、<経済学部・経営学部>出願=10月11日~17日、2次試験=12月17日、合格発表=1次11月16日、2次1月11日、最終2月12日、<理工学部>出願=9月21日~27日、2次試験=11月24日、合格発表=1次10月16日、2次12月11日、最終2月13日、<都市科学部>出願=9月21日~27日、試験日=1次10月27日(建築学科のみ)、2次11月17日、合格発表=1次11月7日、2次12月5日(建築学科は2次が最終発表)、最終2月13日
- ■信州大
- 前年どおり理学科地球学コースのみ実施で、日程のみ未公表だったが、次のとおり判明。出願=8月27日~8月31日、2次試験=10月13日、合格発表=1次10月3日、2次11月7日、最終2月8日
◆西日本国立大:2019AO入試のフォロー情報速報
ここでは弊社の2019全国版「AO入試年鑑」で「2018年度参考資料」として掲載した西日本の国立大について、その後判明した主な2019AO入試情報をお伝えする(変更点・入試日程を中心にご紹介する)。
- ■富山大
- 日程のみ未公表だったが、つぎのとおり判明。<AO入試I(都市・交通デザイン学科)>出願=9月7日~13日、最終試験=10月16・17日、合格発表=1次10月2日、最終10月26日、<AO入試II(地球システム科学科・材料システム工学科)>出願=9月7日~13日、2次試験=10月17日、合格発表=1次10月2日、2次10月26日、最終2月9日
- ■静岡大
- 前年どおりの学部・学科で実施だが、工学部の2枠制が1枠に統合された。募集人員・出願資格・選考方法いずれも変更はない。<人文社会科学部>出願=9月1日~7日、試験日=9月22日、合格発表=9月29日、<理学部>出願=1月28日~2月1日、試験日=2月9日、合格発表=2月12日、<情報・工・農学部>出願=9月1日~7日、試験日=1次9月22日、2次10月6日、合格発表=1次9月28日、2次10月12日
- ■京都大
- 前年どおりの学部・学科で実施。募集人員・出願資格・選考方法はほぼ前年どおり。出願=11月1日~7日(理・医<人間健康科学>=10月1日~5日)、2次試験=12月15日(理・医=11月17・18日)、合格発表=1次11月30日(理・医=11月6日)、最終2月13日
- ■神戸大
- 医学部医学科のみ未公表だったが、募集人員・出願資格・選考方法のいずれも前年どおりで変更はない。日程は次のとおり。出願=1月15日~23日、最終選抜=2月11日、合格発表=1次2月7日、最終2月13日
- ■鳥取大
- 入試日程のみ判明していたが、実施学部・学科、募集人員、出願資格、選考方法のいずれも前年どおり。
- ■島根大
- 入試日程のみ決定していたが、実施学部・学科、募集人員・出願資格・選考方法いずれも変更はない。
- ■岡山大
- 新たに法学部法学科昼(20人)が実施。教育・薬学部の実施概要は前年どおり。日程は次のとおり。<セ試免除型>ディスカバリー入試→出願=9月3日~7日、試験日=10月13・14日、合格発表=11月1日、物理チャレンジ→出願=10月4日~11日、試験日=12月1日、合格発表=12月14日、<セ試併用型>教育・法学部→出願=11月1日~8日、試験日=法12月1日、教育2月2・3日、合格発表=2月12日、薬学部→出願=10月4日~11日、試験日=12月1日、合格発表=2月12日
- ■佐賀大
- 教育・芸術地域デザインの2学部は前年どおりで、出願=8月16日~27日、試験日=9月26日、合格発表=10月10日の日程。大きく変わるのは理工学部で1学科12コース制となり、セ試免除44人、セ試併用61人募集の大型枠となっている。農学部はセ試免除型で国際・地域マネジメントコース5人、セ試併用型で生物科学10人、資源環境科学8人、生命機能科学10人を募集。日程は次のとおり。<セ試免除型>出願=11月1日~8日、試験日=11月30日、合格発表=12月10日、<セ試併用型>出願=1月15日~30日、合格発表=2月13日
- ■長崎大
- セ試を課さないAO入試Iの中で、多文化社会学部の募集が10→15人へ増加。その他は大きな変更はなく実施される。
- ■大分大
- 前年と同じ学部・学科で募集人員その他も変更ない。日程は次のとおり。出願=経済・理工8月16日~22日、医11月1日~7日、2次試験=経済9月18日、理工9月20日、医2月10日、合格発表=経済・理工10月12日、医2月13日
- ■鹿児島大
- 前年どおり理・水産の2学部で実施。募集人員・出願資格・選考方法は変更ない。日程は次のとおり。<理学部>出願=10月9日~11日、2次試験=11月20日、合格発表=11月30日、<水産学部>出願=9月26日~28日、試験日=10月18日、合格発表=11月9日
推薦入試情報
◆私立大:2019推薦入試の新規実施速報
現在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員の*印は指定校制を含む人数、<推薦区分>の名称は原則として本年鑑の表示による。
- <東日本私立大>
- ■藤女子大
- <課外活動(地域貢献人材育成枠)>人間生活学部=人間生活学科5人
- ■岩手保健医療大
- <地域推薦(II)>看護学部=看護学科5人(岩手県以外の東北と北海道)
- ■群馬医療福祉大
- <地域推薦>社会福祉学部=社会福祉学科社会福祉専攻8人・子ども専攻4人、リハビリテーション学部=リハビリテーション学科理学療法専攻4人・作業療法専攻4人、看護学部=看護学科10人(群馬県内)
<自己推薦>社会福祉学部=社会福祉学科社会福祉専攻2人・子ども専攻2人、リハビリテーション学部=リハビリテーション学科理学療法専攻2人・作業療法専攻2人、看護学部=看護学科2人(以上1期の募集人員、2期は各若干) - ■東京国際大
- <スポーツ(公募制スポーツ)>全学部で若干(全国大会出場以上)
<課外活動(吹奏楽団)>全学部で若干(経験2年以上) - ■青山学院大
- <スポーツ(スポーツに優れた者)>コミュニティ人間科学部=コミュニティ人間科学科18人
<自己推薦>コミュニティ人間科学部=コミュニティ人間科学科12人 - ■北里大
- <一般推薦>薬学部=薬学科30人
- ■東京医療保健大
- <地域推薦>和歌山看護学部=看護学科8人
- ■東洋大
- <自己推薦>経済学部1=経済学科10人
<AO型推薦>情報連携学部=情報連携学科10人(INIAD MOOCs型)、総合情報学部=総合情報学科3人、生命科学部=応用生物科学科5人 - ■日本体育大
- <スポーツ>児童スポーツ教育学部=児童スポーツ教育学科15人、保健医療学部=整復医療学科2人、救急医療学科2人
- ■武蔵野大
- <一般推薦>データサイエンス学部=データサイエンス学科3人
- ■法政大
- <グローバル体験公募>現代福祉学部=福祉コミュニティ学科2人、臨床心理学科2人(留学経験者)
- ■長野保健医療大
- <自己推薦>保健科学部=リハビリテーション学科
- ■新潟食料農業大
- <スポーツ>食料産業学部=食料産業学科10人
<自己推薦>食料産業学部=食料産業学科5人
◆西日本私立大:2019推薦入試の新規実施速報
在、弊社では9月初旬発行予定の全国版「推薦入学年鑑」作成の最終段階に入っているが、西日本地区の私立大で判明した主な新規実施情報を年鑑より一足先にご紹介する。募集人員で*印は指定校制を含む人数、<推薦区分>の名称は原則として本年鑑の表示による。
- <西日本私立大>
- ■名古屋女子大
- <自己推薦>健康科学部=看護学科8人
- ■名古屋学芸大
- <自己推薦>看護学部=看護学科10人
- ■名古屋芸術大
- <課外活動(吹奏楽)>人間発達学部=子ども発達学科
- ■鈴鹿医療科学大
- <一般推薦(基礎テスト方式)>保健衛生学部=リハビリテーション学科作業療法学専攻8人
- ■花園大
- <自己推薦(基礎学力plus型)>発達教育学部=発達教育学科10人
- ■立命館大
- <スポーツ特別選抜>グローバル教養学部=グローバル教養学科1人、食マネジメント学部=食マネジメント学科15人
<文化・芸術特別選抜>グローバル教養学部=グローバル教養学科1人、食マネジメント学部=食マネジメント学科2人 - ■大阪樟蔭女子大
- <一般推薦(推薦B)>健康栄養学部=健康栄養学科食物栄養専攻3人・管理栄養士専攻6人
- ■関西医科大
- <一般推薦>看護学部=看護学科30人
- ■摂南大
- <課外活動・有資格者>法学部=法律学科7人、外国語学部=外国語学科5人、経済学部=経済学科5人、経営学部=経営学科3人、経営情報学科3人、理工学部=各学科若干
- ■桃山学院大
- <一般・専門課程・有資格者・課外活動>経営学部=ビジネスデザイン学科10人
- ■大和大
- <一般推薦>理工学部=理工学科機械工学12人・電気電子工学12人・システム情報工学12人・建築学12人、教育学部=教育学科国語教育6人・数学教育6人
- ■関西福祉大
- <専門課程(福祉系)>社会福祉学部=社会福祉学科10人
- ■姫路獨協大
- <奨学生(HDUチャレンジ)>人間社会学群
- ■天理大
- <自己推薦>体育学部=体育学科5人
- ■岡山理科大
- <地域推薦(四国入学枠選抜)>獣医学部=獣医学科16人(4.3以上)
- ■広島国際大
- <一般推薦(専願型)>全学部で実施
- ■西日本工業大
- <奨学生>工学部=総合システム工学科(ものづくり奨学生)、デザイン学部=全学科(デザイン奨学生)
- ■鹿児島純心女子大
- <一般推薦・専門課程>人間教育学部=教育・心理学科20人
- ■沖縄大
- <一般推薦>健康栄養学部=管理栄養学科*28人
ニュースフラッシュ
◆大学入学共通テスト:英語民間試験で浪人生は前年度成績の活用を認める方針
2021年度入試からスタートする「大学入学共通テスト」で導入される英語の民間試験、さまざまな迷走ぶりが際立つ中、文部科学省は7月下旬、「浪人生の場合は受験する年度に加え、前年度の成績も活用できる」という方針を示し、有識者会議で了承された。実際に前年度の成績を認めるかどうかは、各大学の判断にゆだねられるので、これも受験生にとって混乱要因の1つになる。それに対し、現役生は受験年度の成績しか使えず、現役と浪人で異なる扱いになった。
共通テストで英語民間試験を活用すること自体は決定しているが、高校1・2年次の成績も使えると、大学受験が実質的に早期化し、授業も受験対策に偏るといった影響が懸念されるため、文部科学省は現役生の使える成績を「高3の4月から12月の間に受験した2回まで」に制限する。ただ、浪人生の場合は高校授業への影響がないため、前年度を含む計4回分の成績を認めることにした。
また、有識者会議では、現役生に対する例外措置も設けられた。高2で受けた民間試験で、国際標準規格CEFR(セファール)の「B2(英検準1級相当)以上」の成績を取り、「住民税非課税世帯などで経済的に厳しい」または「離島やへき地に居住または通学」の場合は、高校2年次の成績を使えることが加えられた。