総合型・推薦型選抜エクストラ7月10日号
2022年度から新たに総合型選抜を実施する国公私立大の学部・学科
総合型選抜情報
◆2022年度から新たに総合型選抜を実施する国公私立大の学部・学科
前号で2022年度から新規に総合型選抜を実施する国公私立大の概要をご紹介したが、今号ではそれら以外の新規に実施する主な学部・学科およびその募集人員をまとめてレポートする。詳細は弊社の「総合型選抜年鑑」でご確認ください。
[国立大]
- ■北海道大
- <フロンティア入試 Type I>医学部保健学科=検査技術科学専攻10人、放射線技術科学専攻7人、理学療法学専攻4人
<フロンティア入試 Type II>理学部=数学科13人、物理学科14人、化学科11人、生物科学科(高分子機能学)3人、工学部=応用理工系(応用物理工学)15人、機械知能工5人、環境社会工(環境工学)5人 - ■埼玉大
- 経済学部=経済学科(募集人員は要項確認)
- ■東京農工大
- <SAIL入試>工学部=機械システム工学科7人
- ■富山大
- <総合型選抜I>薬学部=薬学科5人
<総合型選抜II>医学部=医学科10人(県内高校出身対象) - ■奈良女子大
- 工学部=工学科15人
- ■島根大
- <へるん特定型(専門高校)>総合理工学部=物質化学科(知能情報デザイン学科、機械・電気電子工学科と合せて8人)
[公立大]
- ■東京都立大
- <ゼミナール入試>健康福祉学部=看護学科1人、理学療法学科1人、作業療法学科2人
<研究室探検入試>都市環境学部=環境応用化学科4人 - ■愛知県立芸術大
- 美術学部デザイン・工芸学科=陶磁専攻若干、メディア映像専攻若干
- ■大阪公立大(仮称‐大阪市立大・大阪府立大を統合)
- 工学部=都市学科4人
- ■島根県立大
- <総合型選抜>看護栄養学部=看護学科8人、健康栄養学科3人
[私立大]
- ■札幌保健医療大
- 保健医療学部=看護学科5人
- ■北海道情報大
- <起業・スタートアップ人材育成枠>経営情報学部・医療情報学部・情報メディア学部 (募集人員は通常枠に含む)
- ■仙台白百合女子大
- 人間学部=健康栄養学科管理栄養専攻5人
- ■群馬医療福祉大
- <高大連携型>医療技術学部医療技術学科=臨床検査学専攻4人、臨床工学専攻4人
<課題チャレンジ型>医療技術学部医療技術学科=臨床検査学専攻3人、臨床工学専攻3人 - ■高崎商科大
- <併願型>商学部=経営学科、会計学科(募集人員は専願型に含む)
- ■十文字学園女子大
- 人間生活学部=食物栄養学科15人
- ■西武文理大
- <奨学生「分析型」>サービス経営学部5人
- ■東京国際大
- <グローバルデータサイエンスコース‐資格者AO>商学部=全学科若干
- ■日本工業大
- 先進工学部=データサイエンス学科10人
- ■ものつくり大
- <高大接続入試>技能工芸学部(募集人員は面接プレゼン入試に含む)
- ■聖徳大
- 児童学部=教育学科(昼)24人、教育学科(夜)若干
- ■千葉商科大
- <併願(活動評価型)>商経学部=商学科5人、経済学科2人、経営学科2人、政策情報学部2人、人間社会学部5人、国際教養学部2人
- ■明海大
- <自己推薦>歯学部15人
<AO基礎学力型>外国語学部、経済学部、不動産学部、保健医療学部(口腔保健)、ホスピタリティ・ツーリズム学部(募集人員は一般型に含む) - ■桜美林大
- <探究入試(SPIRAL)>リベラルアーツ学群20人、ビジネスマネジメント学群15人、健康福祉学群若干
- ■大妻女子大
- <自己推薦型1期>家政学部食物学科=管理栄養士専攻3人
- ■杏林大
- <健康スポーツ型>保健学部=健康福祉学科50人
- ■産業能率大
- <AL方式‐併願型>経営学部=マーケティング学科(募集人員は専願型に含む)
- ■実践女子大
- 生活科学部食生活科学科=管理栄養士専攻2人(2期)
- ■大東文化大
- <併願可能型>経済学部=社会経済学科5人、現代経済学科5人、法学部=法律学科5人、政治学科5人
- ■多摩美術大
- 美術学部演劇舞踊デザイン学科=演劇舞踊専攻20人
- ■帝京大
- 外国語学部=国際日本学科(1期30人・2期5人)
- ■東海大
- <学科課題型>情報理工学部=情報メディア学科、工学部=機械システム工学科・医工学科・生物工学科、人文学部=人文学科、文理融合学部=経営学科・地域社会学科・人間情報工学科(2022年度4月に全学的な改組改編を予定。募集人員は要項確認)
- ■東京医療保健大
- 医療保健学部=医療栄養学科3人(3期)、東が丘看護学部8人、和歌山看護学部8人
- ■東京経済大
- <AO選抜(総合型/英語資格利用型)>コミュニケーション学部=国際コミュニケーション学科10人
<資格取得者選抜>コミュニケーション学部=国際コミュニケーション学科10人
<スカラシップ選抜>コミュニケーション学部=国際コミュニケーション学科若干 - ■東京未来大
- <推薦型(公募制)>こども心理学部・モチベーション行動科学部(募集人員はAO型に含む)
- ■東京都市大
- <学際探究入試(機械・電気系)>理工学部=機械工学科・機械システム工学科・電気電子通信工学科(計11人)
- ■二松学舎大
- <英語資格型>国際政治経済学部=国際政治経済学科・国際経営学科計5人
- ■日本大
- 法学部法律学科=総合法コース(法曹コースと合せて5人)
- ■日本女子大
- 人間社会学部=現代社会学科3人、心理学科2人
- ■日本文化大
- <ニチブン式高大接続型>法学部=法学科10人
- ■日本体育大
- <プレゼンテーション型>体育学部=体育学科10人、健康学科10人、スポーツ文化学部=スポーツ国際学科5人、スポーツマネジメント学部=スポーツマネジメント学科10人、スポーツライフマネジメント学科10人、児童スポーツ教育学部児童スポーツ教育学科=児童スポーツ教育専攻12人、幼児教育保育専攻5人、保健医療学部=整復医療学科5人、救急医療学科5人
- ■文京学院大
- <9月総合型選抜(オープンキャンパス参加型)>人間学部=コミュニケーション社会学科15人、人間福祉学科24人、心理学科23人、児童発達学科28人(募集人員は10月・12月の総合型選抜を含む)
- ■武蔵大
- 国際教養学部国際教養学科=経済経営学専攻5人、グローバルスタディーズ専攻7人
- ■明治大
- <自己推薦特別入試>国際日本学部=国際日本学科6人
- ■立教大
- <国際コース選抜入試>法学部国際ビジネス法学科=グローバルコース15人
- ■神奈川工科大
- <併願2科目方式>工学部・創造工学部・応用バイオ科学部・情報学部・健康医療科学部(募集人員は要項確認)
- ■湘南医療大
- 薬学部=医療薬学科10人
- ■湘南工科大
- <レポート方式>工学部=全学科20人
- ■東洋英和女学院大
- <専願型>国際社会学部=国際社会学科17人、国際コミュニケーション学科17人
- ■岐阜協立大
- <有資格方式・課外活動方式>経済学部・経営学部(募集人員は自己推薦方式に含む)
- ■静岡産業大
- <スポーツプレゼンテーション入試>スポーツ科学部=スポーツ科学科(募集人員はオープンキャンパス参加型・諸活動評価型に含む)
- ■至学館大
- <AO入試>健康科学部=体育科学科2人
- ■名古屋学院大
- <商業系科目入試>商学部=商学科7人、経営情報学科5人
<情報スペシャリスト入試>商学部=経営情報学科3人 - ■名古屋芸術大
- <オンライン・イブニング入試>教育学部=子ども学科(1期2人・2期1人)
- ■名古屋女子大
- <総合型選抜>医療科学部=理学療法学科8人、作業療法学科5人
<自己推薦型選抜>医療科学部=理学療法学科7人、作業療法学科4人 - ■南山大
- 総合政策学部=総合政策学科10人
- ■人間環境大
- 心理学部=犯罪心理学科7人、総合心理学部=総合心理学科15人
- ■名城大
- <プログラミング実績評価>情報工学部=情報工学科5人
- ■鈴鹿医療科学大
- 薬学部=薬学科5人
- ■聖泉大
- 看護学部=看護学科5人
- ■長浜バイオ大
- <オープンキャンパス参加型>バイオサイエンス学部=フロンティアサイエンス学科臨床検査学専攻1人
<オンライン模擬授業型>バイオサイエンス学部=フロンティアサイエンス学科臨床検査学専攻(募集人員はオープンキャンパス参加型に含む)
<多面評価型B>バイオサイエンス学部若干 - ■京都先端科学大
- <AO入試>健康医療学部=看護学科3人
- ■京都外国語大
- <授業体験型>外国語学部(英米語学科除く)、国際貢献学部=グローバル観光学科(募集人員は全学科各若干)
- ■平安女学院大
- <学科試験型>国際観光学部・子ども教育学部(募集人員はAO型に含む)
- ■藍野大
- <シン・メディカル入試>医療保健学部=看護学科3人、理学療法学科5人、作業療法学科3人、臨床工学科3人
- ■追手門学院大
- <アサーティブ入試>文学部人文学科=日本文学専攻4人、歴史文化専攻4人、美学・建築文化2人
<グローバルスタディーズ入試>国際学部国際学科=グローバルスタディーズ専攻5人 - ■大阪経済法科大
- <探究学習AO入試・資格利用入試・特別活動PR入試>経済学部・経営学部・法学部・国際学部(探究学習AO入試の募集人員はAO入試に含む、その他は各若干)
- ■大阪電気通信大
- <デザイン表現タイプ>工学部=建築学科11人(募集人員はAO入試の合計)
- ■関西大
- <AO入試‐データサイエンス型>システム理工学部=電気電子情報工学科(募集人員は活動実績評価型に含む)
- ■阪南大
- <総合型選抜(資格活用型)>国際コミュニケーション学部・国際観光学部・経済学部・流通学部・経営情報学部(募集人員はAO型に含む)
- ■大和大
- 理工学部理工学科=数理科学専攻3人、情報科学専攻3人、電気電子工学専攻3人、機械工学専攻3人、建築工学専攻3人、社会学部=社会学科8人
- ■関西国際大
- <アサーティブ入試>国際コミュニケーション学部=英語コミュニケーション学科5人、観光学科5人、社会学部=社会学科5人、心理学部=心理学科5人、教育学部=教育福祉学科10人、経営学部=経営学科5人、保健医療学部=看護学科5人
- ■甲子園大
- <総合型入試(調査書重視型)>栄養学部=栄養学科15人、フードデザイン学科15人
- ■神戸国際大
- <面接型>リハビリテーション学部=理学療法学科2人
- ■神戸女子大
- <AO入試>家政学部=管理栄養士養成課程4人
- ■園田学園女子大
- <基礎学力型>人間健康学部・人間教育学部・経営学部(募集人員は本年鑑で確認)
- ■宝塚医療大
- <小論文型>保健医療学部・和歌山保健医療学部(募集人員は基礎能力試験型に含む)
- ■兵庫大
- <公募制入試>現代ビジネス学部=現代ビジネス学科25人、健康科学部=栄養マネジメント学科30人、健康システム学科10人、看護学部=看護学科30人、生涯福祉学部=社会福祉学科12人、こども福祉学科15人
- ■流通科学大
- <公務員AO入試>商学部=マーケティング学科2人、経営学科2人、経済学部=経済学科2人、経済情報学科2人、人間社会学部=人間社会学科2人、観光学科2人、人間健康学科2人
<資格利用型入試>商学部=マーケティング学科5人、経営学科5人、経済学部=経済学科4人、経済情報学科2人、人間社会学部=人間社会学科3人、観光学科2人、人間健康学科3人 - ■高野山大
- 文学部=教育学科(募集人員は定めず)
- ■就実大
- <資格・検定型>経営学部=経営学科5人
- ■九州産業大
- <課題解決型>国際文化学部=国際文化学科4人
- ■久留米大
- <探究型・実践型>人間健康学部=総合子ども学科若干
- ■熊本学園大
- 商学部=ホスピタリティ・マネジメント学科2期(2人)、社会福祉学部1部=子ども家庭福祉学科2期(2人)、社会福祉学部2部=社会福祉学科3人(第2回で実施)
学校推薦型選抜情報
◆今号の学校推薦型選抜情報はお休みさせていただきます。
ニュースフラッシュ
◆令和4年度大学入学者選抜実施要項を公表
文部科学省は本年6月4日付で、令和4年度(2022年度)の大学入学者選抜実施要項を公表した。新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドラインが加わっているが、基本方針は従来と同じで、学力を構成する3つの要素を適切に把握するよう十分留意することとしている。
一般選抜では、調査書の内容、学力検査、小論文、「見直しに係る予告」(本人記載の資料、エッセイ、面接、ディベート、集団討論、プレゼンテーション、各種大会や顕彰等の記録、生徒の探究的な学習の成果等に関する資料や面接等)により、多面的・総合的に評価する(ただし現実的にはさほど浸透していない)。
このほか、各大学の判断により、総合型・学校推薦型等のような多様な入試方法を工夫することが望ましいとしている。
総合型選抜は「詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法」と規定。公募制という原則は同じだが、評価方法で(1)各大学が実施する試験または(2)共通テストのいずれかが必須化されている((1)にはプレゼンテーション、口頭試問、教科テスト等がふくまれる)。
学校推薦型選抜は「出身学校長の推薦に基づき、調査書を重な資料としつつ、見直しに係る予告で示した評価方法等、または共通テストのいずれかを活用して行う」と規定。さらに推薦書の記載については、新たな内容が付加されているので、留意する必要がある。
なお、総合型・学校推薦型における選抜に際しては、スポーツ・文化活動・ボランティア活動など、海外留学等の多様な経験や特定の分野において卓越した能力を有する者を適切に評価・判定することが望ましい、という一文が今年度も継続している。
各選抜の入試日程については、前年度どおりで変更はない。調査書の様式は前年度に改訂された。「学習の記録」では、「評定平均値」という呼称がなくなり、「学習成績の状況」となる。ただ、評価法は従来と同じ5段階式で、結果としては従来と同じ記載方式だ。
調査書の右ページについて、項目順が大幅に変更されており、5.総合的な学習の時間の内容・評価、6.特別活動の記録、7.指導上参考となる諸事項(「表彰・顕彰等の記録」が加わって6項目)、8備考、9.出欠の記録、という構成になっている。
また、活動報告書の書式例(学業、課題研究等、資格・検定等に関する活動)も前年同様に加えられている。