AO・推薦入試エクストラ8月25日号
私立大:2015AO入試結果の集計レポート
AO入試情報
私立大:2014AO入試結果の集計レポート
弊社では全国版「AO入試年鑑」の発刊に際して、私立大のAO入試の動向を把握するため、毎年、多角的な統計作業を実施している。今回は、まず2015AO入試結果の集計状況からレポートしておきたい(データ公表校のみ集計)。
系統 | 志願者数 | 合格者数 | 平均倍率(前年度) |
---|---|---|---|
(1)人文科学 | 11,680人 | 7,305人 | 1.6倍(1.6倍) |
(2)社会科学 | 28,092人 | 18,765人 | 1.5倍(1.5倍) |
(3)教育・教員養成 | 7,911人 | 3,753人 | 2.1倍(2.3倍) |
(4)理工学 | 7,219人 | 4,032人 | 1.8倍(1.7倍) |
(5)農・水産・獣医 | 893人 | 436人 | 2.0倍(2.4倍) |
(6)保健・医療 | 13,832人 | 4,012人 | 3.4倍(3.4倍) |
(7)生活科学(栄養) | 2,969人 | 1,733人 | 1.7倍(1.8倍) |
(8)芸術 | 8,516人 | 5,765人 | 1.5倍(1.4倍) |
(9)スポーツ・体育(健康) | 8,347人 | 3,684人 | 2.3倍(2.3倍) |
(計) | 89,459人 | 49,485人 | 1.8倍(1.8倍) |
全体の志願者数は、2014年度より約4千2百人、4.9%の増加となり、前年の4.9%減とは対照的な動向となった。合格者数は、前年より約2千7百人、5.8%の増加となり、平均倍率は前年の1.8倍と同じで推移している。
学部統計別にみると、志願増となった分野では、2千人近い増加となったスポーツ・体育(健康)系が際立っており、次いで社会科学、人文科学、保健・医療、芸術などが微増で、志願減となったのは教育・教員養成、理工学、農・水産系の3分野のみであった。平均倍率でみると、特に保健・医療系は人気が高く、倍率も3.4倍と全系統の中で抜きん出ている。次いで、スポーツ・体育(健康)系の2.3倍が目立つ。農・水産・獣医系は合格者を絞り込む傾向があり、そのため倍率も高めで推移しているが、ここ3年では倍率が最も低くなっている。前年並みの志願動向だった教育・教員養成系も微減だが、高い人気が続いている。
正確なAO入試の統計は、例年、秋ごろ公表される文部科学省の発表を待たねばならないが、本年鑑の統計と大きな差異はなく、私立大AO入試の人気が高いことには引き続き留意すべきだろう。
◆私立大:2015AO入試の地区別志願動向
私立大のAO入試戦線は、地区によって差異が大きいので十分注意する必要がある。弊社が集計した地区別の2015AO入試結果は次のとおりとなっている(カッコ内は前年度比の増減を示す)。
地区 | 志願者数 | 合格者数 | 平均倍率 |
---|---|---|---|
北海道・東北 | 4,379人(+45人) | 3,198人(-51人) | 1.4倍(1.3倍) |
関東 | 56,129人(+1,700人) | 28,079人(+1,175人) | 2.0倍(2.0倍) |
中部 | 8,959人(+2,074人) | 5,701人(+1,290人) | 1.6倍(1.6倍) |
近畿 | 14,407人(-92人) | 8,563人(-32人) | 1.7倍(1.7倍) |
中国・四国 | 2,855人(+252人) | 2,092人(+122人) | 1.4倍(1.3倍) |
九州 | 2,730人(+102人) | 1,852人(+221人) | 1.5倍(1.6倍) |
全般的にみて地方圏の私立大では、入試区分ごとのデータ公表状況が芳しくないという事情はあるが、全体の動向は弊社の統計でも明白に表れてくる。2015年度の場合、志願増となったのは北海道・東北、関東、中部、九州の4地区で、とりわけ中部地区の大幅増が目立つ。前年志願増だった近畿、中国・四国地区は志願減となった。ただ、例年と同様に志願者数では関東地区が群を抜いている。
合格者が増加したのは、関東、中部、九州の3地区で、北海道・東北地区では合格者を絞り込む傾向が見られた。
また、関東と近畿を比較すると、推薦入試が「東低西高」型であるのに対して、AO入試では完全に「東高西低」型の入試構図になっていることも見て取れよう。これは、関東地区が推薦入試では成績基準を設けるのに対して、AO入試ではほぼ基準設定がないことによっている。
推薦入試情報
◆国立大:2015推薦入試の新規実施速報
弊社では9月初旬に全国の高校へ2016全国版「推薦入学年鑑」をお届けする予定だが、本年度も国公立大で注目すべき新規実施のケースがかなりあり、年鑑より一足早く新規実施情報を速報でご紹介する。
- <国立大>
- ■弘前大
- <推薦入試Ⅰ>人文社会科学=文化創生15人、社会経営20人(人文学部の改組)、理工=数物科学‐数学4人、物理7人、地球環境防災10人、機械科学10人(学部改組)、農学生命科学=食料資源6人、国際園芸農12人
- ■岩手大
- <推薦入試Ⅰ>人文社会科学=人間文化20人、地域政策15人、教育=学校教育‐小学教育25人、中学英語3人、理数教育10人、特別支援3人(学部改組)、理工=化学・生命理工13人、物理・材料理工11人、システム創成工‐電気電子通信12人、知能・メディア情報10人、機械科学18人、社会基盤・環境17人(工学部の改組)、農=植物生命科学5人、応用生物化学5人、森林科学4人、食糧生産環境12人、動物科学5人(学部改組) <地域創生特別プログラム選抜>理工=システム創成工10人
- ■宇都宮大
- <一般推薦B>教育=学校教育20人(栃木県内の小学校教員を目ざす者、3.5以上)、<推薦入試II>農=森林科学4人(CT‐3教科3科目)
- ■群馬大
- 社会情報=社会情報28人(既設2学科を1学科に統合)、教育=中学校言語文化‐英語3人、中学自然科学‐数学2人、理科3人、中学芸術‐音楽2人、中学生活創造‐技術2人
- ■電気通信大
- 情報理工=既設の1学部4学科14コースを1学域3類14プログラムに改組
- ■東京大
- 法10人、経済10人、文10人、教育5人、教養5人、工30人、理10人、農10人、薬5人、医=医3人、健康総合科学2人(詳細は弊社年鑑参照)
- ■山梨大
- 教育人間科学→教育学部に名称変更(実施課程は前年に同じ)
- ■信州大
- 経済・工・繊維の3学部で改組(詳細は弊社年鑑参照)
- ■新潟大
- 工学部でセ試(5-7)を課す推薦Bを新規導入(計95人)。またSSHを対象とした推薦Cも導入(各学科若干)
- ■福井大
- 国際地域=国際地域10人(2016新設‐4.0以上)
- ■静岡大
- <CTを課さない推薦>地域創造学環=文理融合系10人、アート系5人、スポーツ系5人(2016新設)、理=創造理学コース10人(2016新設) <CTを課す推薦>教育=学校教育‐初等学習開発学6人、養護教育2人(4.3以上)、情報=行動情報5人(2016新設)、農=生物資源科学25人、応用生命科学15人(学部改組)
- ■名古屋工業大
- 工1部の既設7学科を2教育課程5学科(13分野)2コースに再編
- ■三重大
- 教育学部での改組あり(要項確認)
- ■京都大
- 医=医5人(4.7以上の現役でTOEFL‐iBT83点以上等)、工=地球工3人、電気電子工5人、情報2人、工業化学若干(詳細は弊社年鑑参照)
- ■大阪教育大
- <CTを課す推薦>教育1=学校教育‐教育科学5人(4.0以上)
- ■神戸大
- 国際文化=国際文化10人(4.0以上)
- ■奈良教育大
- <一般枠>教育=学校教育‐社会中等2人(4.0以上)
- ■和歌山大
- 教育学部は1課程に改組。地域(紀南)推薦を新規導入。初等・中等各5人(4.0以上)。また、経済・観光学部も学部再編
- ■山口大
- 人文=人文30人(既設2学科を1学科に改組)
- ■徳島大
- <推薦入試Ⅰ>総合科学=社会総合科学15人(既設3学科を1学科に改組)。同学科で英語能力重視型5人を新規実施。理工=理工10人(工学部の改組)、生物資源産業=生物資源産業一般枠4人・地域枠4人(4.0以上‐2016新設) <推薦入試Ⅱ>総合科学=社会総合科学5(6)教科型30人のほか3教科型15人を新規実施。理工昼=6学科で計160人(3.5以上)、生物資源産業で人物重視型22人を実施
- ■愛媛大
- <推薦入試Ⅰ>法文学部は既設の2学科を人文社会学科(3コース)に改組(昼10人、夜10人)。教育=学校教育‐小学校10人(学部改組は要項確認)。農=食料生産A8人・B10人、生命機能A3人・B3人、生物環境A9人・B7人(A=普通・理数、B=専門・総合)‐1学科から3学科に改組
- ■高知大
- <推薦入試Ⅰ>人文社会科学=人文社会科学‐人文科学30人、国際社会A20人・B15人(外国語4.3以上)、社会科学25人(4.0以上‐学部改組)、農林海洋科学=農林資源環境科学‐暖地農学2人、森林科学2人、生産環境管理学4人(農学部を3学科に改組) <推薦入試Ⅱ>農林海洋科学=農林資源環境科学16人、農芸化学5人、海洋資源科学15人(農芸化学を除く2学科は専門推薦も実施)
- ■福岡教育大
- 教育学部は6課程から3課程へ改組。初等教育課程で地域創生推薦43人を新規実施(福岡県をはじめ九州各県高校の出身者が対象)。また、セ試を課す推薦を導入。初等教育97(3.5以上)、特別支援‐中等教育5人(4.0以上)
- ■佐賀大
- 文化教育学部を教育学部と芸術地域デザイン学部に分離。教育=学校教育‐幼少連携教育(特別支援教育)5人、小中連携教育(初等教育)5人、芸術地域デザイン=芸術地域デザイン4人
- ■長崎大
- <推薦入試Ⅰ>教育学部の小学校教育で離島枠5人を新規導入。
- ■熊本大
- <推薦入試Ⅱ>教育=小学校教員20人、特別支援教育6人、中学技術2人(各3.7以上)
- ■大分大
- 教育福祉科学部を教育学部と福祉健康科学部に分離。<推薦入試Ⅰ>福祉健康科学=福祉健康科学‐普通推薦5人、福祉推薦1人、<推薦入試Ⅱ>教育=学校教育‐小学校25人、特別支援教育5人
- ■宮崎大
- 既設の教育文化学部を教育学部に改組(要項確認)。地域資源創成=地域資源創成‐普通科対象10人(4.3以上)、職業・総合対象5人(成績上位10%以内)‐2016新設
- ■鹿児島大
- <推薦入試Ⅱ>教育=学校教育英語4人(4.1以上)
- ■琉球大
- <推薦入試Ⅱ>教育=特別支援教育4人(4.0以上)
◆公立大:2016推薦入試の新規実施速報
ここでは公立大の2016推薦入試のうち新規実施情報をまとめてご紹介する。
- <公立大>
- ■名寄市立大
- 健康福祉=社会保育‐全国枠15人、指定地域枠5人。3.5以上の現役(2016新設)
- ■首都大学東京
- <一般推薦>都市教養=理工‐生命科学で英語枠2人を新規導入。主要6教科が4.0以上で諸活動で中心的役割を果たし、TOEFLまたはIELTSの受験者。1次=書類・基礎学力検査(数学)・小論文、2次=面接で選考
- ■愛知県立大
- 看護学部でCTを課す推薦20人を新規実施。1次=書類・CT、2次=面接で選考
- ■兵庫県立大
- 工学部で女子学生特別推薦を実施。募集人員=電気電子情報工5人、機械・材料工5人、応用化学工5人。普通・理数・工業科出身の女子。1次=書類、2次=適性検査(数学・物理・化学)・小論文・面接で選考
- ■長崎県立大
- 経済学部・国際情報学部を再編して4学部を新設。経営=経営‐普通科等対象30人(県内20人・県外10人)、商業科等対象15人(県内10人・県外5人)、アカウンティングコース10人(4.3以上の現役で日簿2級以上)、国際経営20人(県内12人・県外8人‐英語4.3以上でCT受験者または英検2級以上等)、地域創造=公共政策30人(県内15人・県外10人・離島5人‐県内・県外は3.8以上でセ試を課す、離島枠は4.0以上でセ試免除)、実践経済‐普通科等対象40人(県内25人・県外15人‐各3.8以上、セ試を課す)、商業科等対象5人(県内、3.8以上)、国際社会=国際社会19人(県内15人・県外4人、3.8以上でセ試受験者または英検2級以上等)、情報システム=情報システム12人(県内10人・県外2人、3.8以上でセ試受験者またはITパスポート以上)、情報セキュリティ12人(全国、4.0以上でセ試受験者または基本情報技術者以上)
- ■宮崎県立看護大
- 看護学部で地域推薦5人を新規実施。主要6教科が4.3以上で指定地域の首長および学校長の推薦が必要
ニュースフラッシュ
◆平成27年度学校基本調査の速報値を公表
文部科学省は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年調査を実施している。このほど平成27年度の調査速報が公表されたので、主な概要をご紹介する。
■学校数、在学者数、教員数
(1)小学校、中学校、高等学校等
- <在学者数>
- ●小学校は特にここ7年減少傾向にあり、前年度より5万7千人減少し、過去最低を更新
- ●中学校は346万5千人、高等学校は331万9千人で高等学校は前年度より1万5千人減少
- ●特別支援学校は13万8千人で、前年度より2千人増加し、前年度に続いて過去最高を更新
- ●専門学校は58万8千人で、前年度より1千人減少した
<教員数>
幼稚園から特別支援学校まで全国に約113万人の教員がいるが、うち女性教員数は高等学校で31.3%、特別支援学校で60.9%で過去最高を更新した。
(2)大学、短期大学、高等専門学校等
- <在学者数>
- ●大学全体、大学院のいずれも長期的に見て増加傾向にあったが、23年度に過去最高になり、以降の3年間は減少傾向だったが、今年度は増加に転じた
- ●大学学部の女子学生は112万7千人で、前年度より1万人増加。占有率は44.1%となり過去最高を更新
- ●短期大学生は平成5年度をピークに以降は減少し続け、平成に入ってから過去最低値を更新し続けている(13万3千人)
<教員数>
大学全体の女性教員数が連続して増加しており、計4万2千人(23.2%)と過去最高。大学教員数は約18万3千人、教員1人当たりの平均学生数は約15.7人となる。
■卒業後の状況
- (1)高等学校卒業者
- ●就職率は5年連続で上昇し、新規高卒者の17.8%が就職
- ●大学・短大進学率(現役)は、平成22年度をピークに微減傾向にあったが、26年度は53.9%へ上昇し、27年度は54.6%へ上昇
- ●大学学部進学率は、平成22年度をピーク(47.9%)に以降3年は微減が続いたが、26年度は48.1%へ上昇、27年度は48.9%で過去最高を記録
- ●大学・短大入学志願率は平成22年度をピークにここ5年はほぼ横ばいだったが、今年度は60.8%となり、0.4ポイント上昇した
- ●専門学校進学率は16.0%で、前年度より0.4ポイント低下した
- (2)大学(学部)卒業者
- ●大学院等への進学率はゆるやかな上昇傾向にあったが、平成22年度をピークに5年連続で低下し12.2%
- ●就職率は平成22年度に急激に低下したが、その後5年連続で上昇し72.6%となり、2.8ポイント上昇した
- ●安定的な雇用に就いていない者(一時的な仕事に就いた者、進学も就職もしていない者、その他)は、前年度に続き2.3ポイント減少したが、依然として8万5千人にのぼり、全卒業者の15.1%を占める
【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座
◆推薦入試(5):国公立大の選考パターンの概要と対策のポイント
国公立大における推薦入試の選考パターンは、私立大では用いられないセンター試験(セ試)が介在するだけに、そのパターンは多岐にわたるが、大別すると(A)セ試免除型と(B)セ試併用型の2つになり、近年では後者が増加傾向にある。従って、セ試で平均点以上の得点が望めない生徒、もしくは当該校の基準ラインのクリアが難しい生徒の場合は、当然ながら(A)パターンを中心に考えなければならない。(A)・(B)それぞれの主要な選考法の概要をチェックしておこう。
(A)セ試免除型
最もポピュラーなのは、書類・面接・小論文型であるが、その他にもいろいろな選考法が用いられている。共通しているのは、面接・小論文とも学力把握措置(資質・適性含む)に重点が置かれていることで、十分な対策が必要になる。
- (1)書類・面接型
- 全般的には少ない選考法だが、特に面接の試問対策が重要になる。学力試問は、英語・数学・理科など教科別に実施するケースが多い。
- (2)書類・小論文・面接型
- 文系・理系を問わず、国公立大のセ試免除型で中心となる選考法。特に小論文対策に力を入れる必要があり、理系では記述式学力試験としての性格が強い。
- (3)書類・学力試験・面接型
- 全般的には少ないものの、独自の学力検査を実施するケースがあり、文系は国語・英語、理系は数学・理科・英語が中心になり、総合問題形式で出題するケースもある。なお、医学系の一部には小論文も課す重量型がある。
- (4)書類・面接・実技試験型
- 教育系の実技系、芸術・体育系で用いられる。これに小論文が加わるケースも多い。
- (5)2段階型
- 1次選抜(書類が中心)の合格者のみ2次を課すタイプ。提出書類の作成に万全を期す必要がある。2次は面接・小論文など。
- (1)書類・セ試型
- この選考法ではセ試成績が中心。小樽商大(昼)、東京外語大、東京工業大、名古屋大農、京都大工(電気電子工)、神戸大経済・経営などが導入しており、近年増加傾向にある。
- (2)書類・面接・セ試型
- 書類・面接で一定の合格者数を絞り、最終的にはセ試成績をみて合否判定を行う。
- (3)書類・面接・小論文・セ試型
- 前記(2)に小論文が加わる分、受験負担が重くなる。
- (4)2段階型
- 1次=セ試成績(書類を含むケースも多い)、2次=書類・面接で選考するケース。1次では募集定員の2~3倍を合格させるのが一般的で、この選考法はかなり多いので注意してほしい。なお、1次=書類、2次=小論文・面接等、最終=セ試という3段階型もかなりある。
国公立大の場合、書類、面接、小論文など全てで評価法が確立されているので、受験生の能力・資質を十分検証し、きめ細かな準備をさせることが大切になる。
(B)セ試併用型
このパターンにおけるセ試成績の用い方は、(イ)総合点加点方式、(ロ)資格試験(基準点)方式、の2つに大別されるが、そのほか鳴門教育大の独自方式、入学準備教育の参考とする方式などもある。注意すべきは(ロ)で、特に医・歯・薬学系の基準点は8割程度と高いので注意する必要がある。主な選考法は次のとおり。