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AO・推薦入試エクストラ7月10日号

東日本地区私立短大:2014AO入試の新規実施速報

AO入試情報

◆東日本地区私立大:2014AO入試の新規実施速報

弊社では2014年度用全国版「AO入試年鑑」の調査と編集作業を終え、今月10日には全国の高校へお届けする予定だが、前号の西日本に続いて、今号では東日本の私立大で判明した新規実施情報を速報でご紹介する。

■北翔大
生涯スポーツ学部=健康福祉学科30人、教育文化学部=教育学科37人、芸術学科20人、心理カウンセリング学科15人(学部改組)
■宮城学院大
学芸学部=英文学科5人、国際文化学科5人、人間文化学科5人、日本文学科5人、成績基準=なし、1次出願=8月19日~27日
■東北公益文科大
D日程=5人、出願=3月12日~20日
■つくば国際大
医療保健学部=臨床検査学科若干名(2014新設)
■作新学院大
経営学部=スポーツマネジメント学科10人(2014新設)
■上武大
ビジネス情報学部=スポーツ健康マネジメント学科(スポーツ・文化=125人、自己推薦=25人、特待生・奨学生=若干)、国際ビジネス学科(スポーツ・文化=5人、自
己推薦=15人、特待生・奨学生=若干)
*2014年度学部改組
■駿河台大
<サマースクール型>エントリー=7月10日~9月1日、サマースクール=8月9日・10日・31日、9月1日(1日選択)、留学特別プログラム=経済経営学部
■東京国際大
<資格者AO入試>言語コミュニケーション学部=中国言語文化学科
■文教大
情報学部=情報社会学科、メディア表現学科(2014新設)、経営学部=経営学科(2014新設)
■淑徳大
人文学部=表現学科15人、歴史学科10人(2014新設)
■千葉商科大
<給費生選抜AO>商経学部29人、政策情報学部10人、サービス創造学部10人、<エントリーAO‐講義型>政策情報学部15人、<スポーツAO>政策情報学部・サービス創造学部各若干
■麗澤大
<経済英語コミュニケーションAO>経済学科5人、<経営英語コミュニケーションAO>経営学科5人、<経済中国語コミュニケーションAO>経済・経営学科各若干
■和洋女子大
人文学群=国際学類15人、日本文学文化学類10人、心理学類10人(2014学部改組)、こども発達学類(2014新設‐募集人員は未定)
■杏林大
総合政策学部=総合政策学科15人、企業経営学科8人
■大正大
表現学部=表現文化学科出版・編集コース(2014新設)
■大東文化大
従来の自己推薦入試をAOへ移行
■帝京平成大
<AO特別入試>現代ライフ学部=人間文化学科グローバルコミュニケーションコース2人、観光経営学科5人、地域医療学部=看護学科5人、<AO入試>グローバルコミュニケーションコース15人
■東京音楽大
*要項は7月中旬公表
■東京工科大
医療保健学部=臨床検査学科16人(2014新設)
■東京福祉大
社会福祉学科経営福祉専攻=1期2人、2期1人(2014新設)
■日本体育大
児童スポーツ教育学部=児童スポーツ教育学科児童スポーツ教育専攻15人・幼児教育保育専攻10人
■武蔵野大
<武蔵野BASIS型入試>教育以外の全学部で実施、<AO入試>法学部=法律学科15人、政治学科12人、経済学部=経済学科12人、経営学科20人(政治経済学部の改組)
■武蔵大
人文学部ヨーロッパ文化学科=外国語重視型(英検2級以上等)
■明星大
デザイン学部35人(造形芸術学部の改組)
■関東学院大
<8月募集>法学部=法学科20人、人間環境学部=人間環境デザイン学科3人、<9月募集‐資格型>法学部=法学科5人(英語、簿記・会計、情報、法学の4部門)
■日本映画大
映画学部=映画学科10人、書類・ワークショップ・面接で選考、出願=A日程8月30日~9月5日、B日程10月1日~10日
■諏訪東京理科大
工学部=機械工学科4人、電気電子工学科4人、コンピュータメディア工学科4人(システム工学部の改組)
■新潟医療福祉大
医療技術学部=視機能科学科11人(2014新設)
■新潟リハビリテーション大
医療学部=リハビリテーション学科作業療法学専攻5人

◆東日本地区私立短大:2014AO入試の新規実施速報

弊社では2014年度用全国版「AO入試年鑑」の調査と編集作業を終え、今月10日には全国の高校へお届けする予定だが、前号の西日本に続いて、今号では東日本の私立短大で判明した新規実施情報を速報でご紹介する。

■青森明の星短大
子ども学科30人、現代介護福祉学科15人、選考=講義体験授業参加・面談により出願を許可。出願後、書類・面接で選考、エントリー=1期7月1日~8月18日、2期9月1日~14日
■八戸学院短大
ライフデザイン学科10人、選考=書類・面接により出願(合格内定)の可否を判定、エントリー=A日程8月1日~9月18日、B日程9月19日~11月6日、C日程12月2日~3月4日
■宮城誠真短大
保育学科10人、選考=書類・面談により出願の可否を判定。出願後、書類審査を行う、エントリー=8月1日~12日
■仙台青葉学院短大
歯科衛生学科=1期15人、2期10人、3期5人(2014新設)
■秋草学園短大
<AO司書特待入試>文化表現学科15人
■洗足こども短大
幼児教育保育学科70人、選考=面談・作文により出願資格認定の可否を判定。出願後、書類審査を行う、エントリー=1期7月1日~13日、2期8月1日~23日、3期9月1日~14日

推薦入試情報

◆私立大:地区別成績基準の設定状況

弊社の全国版「推薦入学年鑑」では、毎年、一般公募推薦(昼間部)の成績基準設定状況の調査統計を実施している。2013年度の全国平均では、(1)基準なし‐35.1%、(2)2.7(2.5含む)以上‐1.3%、(3)3.0~3.4‐36.4%、(4)3.5~3.9‐23.6%、(5)4.0以上‐3.6%という状況で、(1)(3)(4)の3つが主流をなしているが、大学入学者選抜実施要項の改訂後、徐々に基準設定が増加し始め、今日では基準なしよりも3.0~3.4の設定が上回るようになっている。

そして、この基準設定に関しては、選考方法と同様に地区によってかなり差異があるので、進路指導に際しては十分留意する必要がある。弊社の調査データで地区別の基準設定状況(学校数)を示すと次のとおりとなる(学部・学科で異なる場合は複数集計)。

 北海道
東北
関東中部近畿中四国九州(計)
基準なし1351461011922252
2.7以上1312119
3.0以上15462691414124
3.1以上0320128
3.2以上937642664
3.3以上628822551
3.4以上25312114
3.5以上1956134516113
3.6以上17300314
3.7以上46100213
3.8以上1010331229
3.9以上0000000
4.0以上213063226

成績基準が最も緩やかなのは近畿地区、次いで中部地区、中四国地区だろう。近畿地区では基準撤廃が主流である反面、学科試験主体というきびしさがある。

北海道・東北、関東の2地区は、他地区と比べると基準設定がきびしいので、出願に際しては慎重に検討することが大切である。関東地区では、成績基準が緩やかなAO入試へ受験生が流れる傾向も目立っている。

また、評定平均値の水準をAO入試と推薦入試の出願者で比較すると、全般に推薦入試の方が格段に高いことも特徴の1つといってよい。

◆私立短大:成績基準の設定状況の特徴

私立大と比べると、私立短大ではかなり以前から基準緩和の傾向が明白である。弊社が2013年度の一般公募推薦について調査した結果は、下記グラフのとおりである(学科によって異なる場合は複数扱い/昼間部のみ)。

 

私立短大の公募制推薦における成績基準の設定条件

 

上記グラフに示すとおり、私立短大では基準なしと3.0以上の設定が中心で、2極化の構造となっている。3.0~3.4のゾーンの内訳を示すと、3.0以上が74校、3.1以上が4校、3.2以上が20校、3.3以上が12校、3.4以上が3校で、中心は3.0である。私立大と比べると3.5以上の設定がきわめて少なく、4.0以上が皆無であることも特徴といえよう。

ただ、実施要項改訂後の推移をみると、2010年度と2013年度では、基準なしが60.8%→55.1%、3.0~3.4が29.7%→33.6%と変化しており、やはり実施要項改訂の余波が若干表れているので注意したい。

ニュースフラッシュ

◆2014年度新増設等の設置届出受理を公表(4月分)

公私立大の学部・学科の設置に際し、学位の種類や分野を変更しないなど一定の要件に該当すれば、認可を要せずに設置することができる。これに該当し、設置届出が受理されたのは、私立大の学部設置11校、私立短大の学科の設置3校、私立大の学科の設置19校であった。

<私立大の学部の設置>
■文教大
経営学部=経営学科165(情報学部広報学科・経営情報学科は募集停止)
■淑徳大
人文学部=表現学科60・歴史学科60(国際コミュニケーション学部文化コミュニケーション学科は募集停止)
■上智大
総合グローバル学部=総合グローバル学科220
■創価大
国際教養学部=国際教養学科80
■武蔵野大
法学部=法律学科150・政治学科100、経済学部=経済学科100・経営学科200(政治経済学部は募集停止)
■新潟国際情報大
国際学部=国際文化学科(情報文化学部は募集停止)
■鈴鹿医療科学大
看護学部=看護学科80
■大阪国際大
グローバルビジネス学部=グローバルビジネス学科300(ビジネス学部・現代社会学部は募集停止)
■関西外国語大
英語国際学部=英語国際学科700
■福岡女学院大
国際キャリア学部=国際英語学科50・国際キャリア学科70(人文学部英語学科は募集停止)
■長崎総合科学大
工学部=工学科150、総合情報学部=総合情報学科85(旧工学部の3学科、情報学部、環境・建築学部は募集停止)
<私立短大の学科設置>
■仙台青葉学院短大
歯科衛生学科80
■華頂短大
介護学科60
■鈴峯女子短大
キャリア創造学科50(言語文化情報学科は募集停止)
<私立大の学部の学科設置>
■北海道工業大
工学部=建築学科80・都市環境学科50(空間創造学部は廃止、創生工学部→工学部、医療工学部→保健医療学部へ名称変更、校名→北海道科学大学へ変更予定)
■つくば国際大
医療保健学部=臨床検査学科80(産業社会学部メディア社会学科は募集停止)
■作新学院大
経営学部=経営学科120・スポーツマネジメント学科60(旧経営学科は募集停止)
■上武大
ビジネス情報学部=スポーツ健康マネジメント学科260・国際ビジネス学科120(旧学部の3学科、経営情報学部は募集停止)
■文教大
情報学部=情報社会学科95・メディア表現学科95(広報学科・経営情報学科は募集停止)
■和洋女子大
人文学群=国際学類120・心理学類70(英語・英文学類、心理・社会学類は募集停止)
■玉川大
芸術学部=メディア・デザイン学科90、芸術教育学科50(メディア・アーツ学科、ビジュアル・アーツ学科は募集停止)
■多摩美術大
美術学部=統合デザイン学科120・演劇舞踊デザイン学科80(造形表現学部は募集停止)
■東京工科大
医療保健学部=臨床検査学科80
■東京農業大
応用生物科学部=食品安全健康学科160(栄養科学科栄養学専攻は募集停止)
■法政大
生命科学部=応用植物科学科78
■ルーテル学院大
総合人間学部=人間福祉心理学科90(キリスト教・社会福祉・臨床心理の3学科は募集停止)
■早稲田大
基幹理工学部=情報通信学科90
■中京大
文学部=歴史文化学科65(国際英語学部英米文化学科は募集停止)
■中部大
工学部=ロボット理工学科80
■東海学園大
人文学部=心理学科100
■京都光華女子大
健康科学部=心理学科80・医療福祉学科(社会福祉専攻60、言語聴覚専攻60)*人文学部文学科・心理学科は募集停止
■京都産業大
外国語学部=英語学科120・ヨーロッパ言語学科175・アジア言語学科125(従前の5学科は募集停止)
■聖カタリナ大
人間健康福祉学部=健康スポーツ学科60(健康福祉マネジメント学科は募集停止)

【連載コラム】AO・推薦入試基礎講座

AO入試(4):国公立大の選考パターンの特徴

国公立大におけるAO入試の選考パターンは多岐にわたり、類型化は簡単にはできないが、セ試利用の観点から区別すれば、(1)セ試免除型、(2)セ試併用型の2類型に大別できる。近年は後者の併用型が増加傾向にあり、学力把握措置としてセ試を導入する傾向が目立っている。

また、免除・併用のいずれであっても、1段階型か2段階型に区分できるが、国公立大では圧倒的に2段階型選抜が主流を占める。それだけに、1次の主役である提出書類の作成には万全を期さなければならない。

以上の2点を念頭において、免除型・併用型それぞれについて選考上の特徴を簡単にご紹介しておこう。

<セ試免除型の特徴>

書類、面接(個別、グループディスカッション、課題プレゼンテーション、口述試験など)を基本として、筆記試験(小論文、総合問題、学力検査など)やスクーリング(講義・実験およびレポート作成や課題プレゼンテーション、ディスカッションなど)が主要な選考法となっている。

面接においては、たいてい口述試験(2~3教科)を行い、その結果が合否を大きく左右する。筆記試験では小論文が主流であるものの、講義理解力テストやその他のパターンも相当数にのぼるので、選考法の検討には細心の注意を払う必要がある。

また、1次・2次合せて試験日が2~3日間におよぶケースもあるので、AO入試の受験負担は決して軽くはない。

国公立大の場合、募集要項の段階で合否判定法の詳細を公表するケースが多い。その配点・評価法を含めて、生徒の志望適性を綿密に検討することが大切だろう。

<セ試併用型の特徴>

センター試験以外の試験は、免除型とほぼ同じで多様な選考法が用いられる。ただ、セ試の用い方は次の3パターンに分けられる。

  • (1)1次選考で足切り的に用いる(ただし数的にはごく一部)
  • (2)CT得点と他の得点の総合点の判定
  • (3)資格試験的に用い、一定得点(基準点)以上を最終合格者とする

一般的には(2)のパターンが多いが、医・歯・薬系を中心に(3)のパターンも相当数にのぼる。注意すべきはこの(3)で、基準ラインが高い場合、受験学習一本槍でないAO志願者には、その基準を突破するのが難しく、結果として募集人員に満たない合格発表数となるケースも多々ある。(1)と(3)のパターンについては、出願の際十分考慮する必要がある。

なお、出題教科‐科目数は、一般選抜と同じ5(6)‐7型が主流だが、1~3教科の軽量型も若干あり、大学・学部によって異なるので注意してほしい。

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