AO・推薦入試エクストラ7月10日号
2018年度から新たにAO入試を導入する国公私立大・短大
AO入試情報
◆2018年度から新たにAO入試を導入する私立大・短大
7月上旬に弊社の『AO入試年鑑』を全国の高校にお届けする予定だが、それに先立って2018年度から新たにAO入試を実施する私立大・短大の情報概要を速報でご紹介する(詳細は本年鑑でご確認ください)。
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<私立大>
- ■神田外語大
- 募集人員→外国語学部=アジア語学科10人、イベロアメリカ語学科5人、出願資格=専願、浪人可、選考方法=書類・英語リスニング・日本語プレゼンテーション、入試日程=出願9月1日~8日、試験日=9月23・24日(2日)、合格発表=10月2日
- ■駒澤大(自己推薦入試)
- <総合評価型>
- 募集人員→仏教学部=禅・仏教学科10人、文学部=国文学科10人、英米文学科10人、地理学科地域文化研究10人・地域環境研究10人、歴史学科日本史学12人・外国史学8人・考古学4人、社会学科社会学5人・社会福祉学5人、心理学科10人、経済学部=経済学科7人、商学科6人、現代応用経済学科5人、法学部=法律学科FA25人、政治学科10人、法律学科FB10人、経営学部=経営学科30人、市場戦略学科20人、医療健康科学部=診療放射線技術科学科9人、GMS=グローバルメディア学科30人、出願資格=専願、現役、成績基準(3.5~4.0以上等)は本年鑑参照、選考方法=書類・小論文・面接口試、入試日程=出願10月2日~6日、試験日10月22日、合格発表11月6日
- <特性評価型>
- 募集人員→仏教学部=55人、文学部=英米文学科5人、歴史学科日本史学2人・外国史学2人・考古学1人、社会学科社会学2人、経済学部=経済学科5人、商学科10人、GMS=10人、出願資格→専願、現役、成績基準→文学部社会学科社会学専攻3.5以上、経済学部3.8以上、その他3.2以上(活動実績・取得資格等の条件もあり)、選考方法→1次=書類、2次=面接口試、入試日程=出願9月15~22日、2次試験10月22日、合格発表11月6日
- ■創価大(PASCAL入試)
- 募集人員→経済学部15人、経営学部=15人、法学部=20人、文学部=28人、教育学部=教育学科7人・児童教育学科8人、看護学部=7人、出願資格→専願、1浪まで可、成績基準→全体3.5以上(経済・文学部は取得資格・活動実績もあり)、選考方法→1次=書類、2次=グループワーク・小論文・面接、入試日程=出願8月21日~9月1日、2次試験10月14日、合格発表10月23日
- ■桃山学院教育大
- 募集人員→教育学部=教育学科小学校教育専攻5人、幼児保育専攻5人、健康・スポーツ教育専攻若干、出願資格→専願、浪人可、選考方法→1次=書類・模擬講義とレポート作成、2次=基礎能力検査・グループディスカッション、入試日程→1次=出願9月1日~14日、試験日9月24日、合格発表9月27日、2次=出願9月27日~10月5日、試験日10月15日、合格発表10月18日
- ■福岡工業大
- <スポーツ芸術有能者入試>
- 募集人員→社会環境学部=若干、出願資格→専願、現役、硬式野球・ラグビー・女子柔道・吹奏楽で優秀な実績または能力、選考方法→書類・実技・面接、入試日程→出願9月25日~10月2日、試験日16~27日(指定)、合格発表11月7日
- <有資格者入試>
- 募集人員→工・情報工・社会環境学部の全学科各若干、出願資格→専願、浪人可、成績基準→工・情報工=数学3.2以上、社会環境=国語3.2以上で全学部とも有資格者、選考方法→書類・小論文・面接、入試日程→出願9月25日~10月2日、試験日10月21日、合格発表11月7日
- ■東北女子短大
- 募集人員→生活学科20%、保育学科20%、出願資格→専願、現役、オープンキャンパス参加、選考方法→オープンキャンパス・模擬授業後に出願。書類・プレゼンテーション面接、入試日程→体験授業8月5日、エントリー8月7日まで、出願8月28日~9月8日、試験日9月15日、合格発表‐通知
- ■千葉敬愛短大
- 募集人員→現代子ども学科50人、出願資格→専願、現役、オープンキャンパスの模擬授業・面談に参加し、レポートを提出した者、選考方法→書類・面接、入試日程→1期=出願8月10日~23日、試験日9月2・3日(指定)、合格発表9月7日(ほかに2期・3期を実施)
- ■富山短大
- 募集人員→福祉学科4人、出願資格→専願、現役、3.0以上、選考方法→書類・提出課題・面談、入試日程→エントリー8月1日~9月6日、面談日‐通知、出願9月28日~10月6日、合格発表10月14日
- ■愛知医療学院短大
- 募集人員→リハビリテーション学科作業療法学専攻20人(推薦含む)、出願資格→専願、現役、選考方法→1次=エントリーシート・スクーリング、2次=書類・面接、入試日程→1次=エントリー8月22日まで、スクーリング7月16日・8月6日・8月27日、2次=出願8月1日~9月11日、試験日9月17日、合格発表9月22日
<私立短大>
◆2018年度から新たにAO入試を実施する国公立大の概要
本年度から新たにAO入試を導入する国公立大の概要をご紹介する(詳細は本年鑑でご確認ください)。
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<国立大>
- ■茨城大
- [工学部]募集人員→都市システム工学科5人、出願資格→全課程、1浪まで可、物理・数学IIIの履修者で、英検、GTEC for STUDENTS、GTEC CBTいずれかを受験している者、選考方法→書類・面接(1)(発表・質疑応答)・面接(2)(口頭試問)・CT(5‐7)、配点→書類230点、面接(1)400点、面接(2)200点、CT270点、計1,100点、入試日程→要項確認
- [農学部]食生命科学科国際食産業科学コース4人、出願資格→全課程、現役、英検2級・TOEIC480点以上等の有資格者、選考方法→書類・プレゼンテーション・面接・CT(5‐7~8)、配点→プレゼンテーション200点、面接50点、CT750点、計1,000点、入試日程→要項確認
- ■豊橋技術科学大
- [工学部]募集人員→全課程で1次募集15人、2次募集若干、出願資格→全課程、浪人可、1次募集=英語検定を受験し、2017年1月実施のCT受験者(数学・理科)で次のいずれか。(1)CT240点以上、かつTOEIC730点、TOFEL‐iBT80点、英検準1級以上等の有資格者、(2)CT300点以上、かつTOEIC550点、TOEFL‐iBT60点、英検2級以上等の有資格者、2次募集=英語検定試験を受験し、2018年1月のセンター試受験した者、選考方法→書類・提出小論文・面接(英語・日本語)・CT、入試日程→1次募集=ネット登録7月25日~8月6日、出願8月1日~7日、試験日9月1日、合格発表9月15日、2次募集=ネット登録12月14日~25日、出願12月21日~26日、試験日1月17日、合格発表2月6日
- ■徳島大
- [薬学部]募集人員→薬学科8人、創薬科学科5人、出願資格→全課程、現役、3.8以上、選考方法→書類・論述レポート・面接・CT(5‐7)、配点→論述レポート+面接500点(CT600点満点で450点以上を合格とする)、入試日程→出願11月1日~7日、試験日11月24日(レポート)・25日(面接)、合格発表2月7日
- 2017年4月に私立大から公立大へ移行した長野大が実施する。
- AO実施は前年と同じ5校のみで、新規導入校はない。
<公立大>
<公立短大>
推薦入試情報
◆国公立大の学部系統別推薦入試の実施状況
一般入試は国立・公立とも全学部で実施するが、推薦入試の場合は国立大の全学部数のうち約7割、公立大では約9割が実施し、推薦入学者比率は国立大が12.1%、公立大が24.4%(2016年度)となっている。弊社の集計(複合領域は複数扱い)に基づいて、2017年度の学部系統別の実施状況をみておこう。
<国立大>
私立大では人文・社会系だけで50%近くを占めるのに対して、国立大のこの2分野は25%程度で、理学・工学・農・保健医療系の理系が50%を超えている。私立大の実施構図は「文高理低型」、国立大は「文低理高型」と対照的であることに留意したい。国立大の推薦入試の実施状況は、下記のグラフのとおりとなっている。
文系の中でも特に人文科学系は27学部(9.1%)と少ないので注意したい。社会科学系は52学部(17.4%)あるが、経済・経営・商学関係では専門課程対象も多く、普通課程を含むケースでは、小樽商科大、横浜国立大、名古屋大、滋賀大、神戸大、長崎大などが注目される。法学関係で実施するのは、東京大、新潟大、名古屋大、熊本大など限られている。
教員養成系は46学部(15.5%)で、教育系のあるほぼ全大学が実施するが、この2~3年で急速に学部再編が進んでいるので留意したい。
理・工・農・保健などでの自然科学系は全体の5割強を占め、国立大推薦の中心的勢力で、特に保健・医療系は看護・医療関係の国立短大が全て4大化されて以降大幅に増加し、今日では工学系に次いで50学部(16.8%)と多い。
最も多い工学系には、筑波大、電気通信大、東京大、静岡大、名古屋大、名古屋工業大、京都大、大阪大、九州工業大など魅力校が多い。農・水産学系も30学部(10.1%)とかなり豊富にあるが、獣医学関係は少ない。また、芸術・体育系、生活科学系の2分野は、国立大ではきわめて少ないので留意してほしい。
公立大:学部系統別推薦入試の実施状況
公立大の場合、全学部の約9割で公募推薦を実施するだけに、推薦入試の重要性はきわめて高い。中でも特筆されるのは、全203学部のうち3割近くを保健・医療系が占めている点だ。学部系統別の推薦入試実施状況は、下記グラフのとおり。
国立大と若干異なるのは、人文・社会科学系も4割近くにのぼり、文・理のバランスが比較的良いことだろう。理工学系と農学系は国立大と比較するとかなり少なく、全国型が少ないので、志望校選択には留意する必要がある。保健・医療系は56学部(27.6%)と群を抜いて多く、その中では看護関係が最も多い。また、芸術・体育系、生活科学系も相当数あり、女子人気を支える要因の1つとなっている。
ニュースフラッシュ
◆平成30年度開設予定学部等認可申請状況(4月分)
文科省はこのほど平成30年度に開設を予定する学部・学科の申請状況を公表した。これには、岡山理科大の獣医学部も含まれている。
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<学部を設置するもの>22校
- ■名古屋市立大
- 総合生命理学部=総合生命理学科40
- ■島根県立大
- 人間文化学部=保育教育学科40、地域文化学科70(看護学部→看護栄養学部へ名称変更)
- ■山陽小野田市立山口東京理科大
- 薬学部=薬学科180
- ■北海道科学大
- 薬学部=薬学科180(北海道薬科大は募集停止)
- ■常磐大
- 看護学部=看護学科80
- ■日本ウェルネススポーツ大
- スポーツプロモーション学部=スポーツプロモーション学科75
- ■国際医療福祉大
- 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部=心理学科60、医療マネジメント学科60
- ■東都医療大
- 管理栄養学部=管理栄養学科80
- ■和洋女子大
- 看護学部=看護学科100(学群・学類→学部・学科組織へ変更)
- ■大妻女子大
- 健康美学部=健康美学科85
- ■駒澤女子大
- 看護学部=看護学科80
- ■創価大
- 通信教育部/文学部=人間学科750
- ■目白大
- メディア学部=メディア学科150(社会学部メディア表現学科は募集停止)
- ■名古屋学芸大
- 看護学部=看護学科100
- ■京都外国語大
- 国際貢献学部=グローバルスタディーズ学科100、グローバル観光学科120
- ■関西医科大
- 看護学部=看護学科100
- ■甲南女子大
- 医療栄養学部=医療栄養学科80
- ■岡山理科大
- 獣医学部=獣医学科160、獣医保健看護学科60
- ■山陽学園大
- 地域マネジメント学部=地域マネジメント学科60
- ■広島文化学園大
- 人間健康学部=スポーツ健康福祉学科120
- ■九州産業大
- 人間科学部=臨床心理学科70、子ども教育学科80、スポーツ健康科学科80
- ■西九州大
- 地域看護学部=地域看護学科90 <短期大学の学科を設置するもの>3校
- ■金沢学院短大
- 幼児教育学科50
- ■愛知みずほ大短大部
- 現代幼児教育学科50
- ■東大阪大短大部
- 看護福祉学科80 <学部の学科を設置するもの>5校
- ■東北学院大
- 文学部=教育学科50
- ■大東文化大
- スポーツ・健康科学部=看護学科100(環境創造学部は募集停止)
- ■東京家政大
- 看護学部=リハビリテーション学科作業療法学専攻40・理学療法学専攻40(看護学部→健康科学部へ名称変更)
- ■金沢学院大
- 文学部=教育学科100
- ■立命館大
- 国際関係学部=アメリカン大学・立命館大学国際連携学科25